「4~5年前の自家組織再建(深下腹壁穿通枝皮弁)ではXXだったのに、今ではXXなんだ...。病院・執刀医・術式が同じでも変化しているね。いろいろ進歩している気がする。」
「4~5年前に自家組織再建(深下腹壁穿通枝皮弁)した人は、皆、術後X日間はXXな状態だった。最近、同じ術式・執刀医で手術した人たちは、術後X日目でXXな状態。すご~い!患者の負担が軽減されている。」
といった声を同じ病院の再建者の集まりで聞く。

同じ病院・執刀医・術式でも技術は日進月歩。
少しでも患者の負担が軽減されるように、そして、少しでも自然な乳房を再建できるように、形成外科医の先生方が努力されているのが分かる。


私が5月に瘢痕拘縮形成手術をした時、「乳房下部の自然な膨らみ・巻き込み・たるみ」を再現できるようにエキスパンダーの位置をあえて下げた(健側のアンダーの位置との差がそこそこ出来てブラの着用に苦労した)。この部分の皮膚を確保するために、エキスパンダーの位置を下げ、皮膚を伸ばすと説明された。この方式も、最近、定着したように感じている。実際はどうか分からないが。

シリコン・インプラント手術で、「乳房下部の自然な膨らみ・巻き込み・たるみ」が期待以上に上手くできていて驚いた。形成外科主治医はインプラント手術直後に「この下部の形状にはかなり拘った」と説明してくれたが、確かに、主治医の拘りや頑張りを感じる。このあたりの技術も日々進化しているように感じている。先日の乳がん術後1年検診時に、乳腺外科主治医は乳房下部のこのたるみ・巻き込みを興味深げにマジマジと見ていた。

一口に「大胸筋の裏にシリコンをインプラントして乳房を再建する」と言っても、
・乳腺外科執刀医の方針・病変の位置などにより、残された皮膚・皮下組織の厚さ・状態が違う。侵襲範囲も違う....
・挿入するシリコンの大きさ・目指す形も様々....
与えられた条件の中で、できる限り健側と対象になり、自然な形状の乳房を目指す。技術・センスが求められる....。

なので、シリコンの挿入の仕方がなどは一人一人違うと感じている。


さて、もうすぐクリスマス。
クリスマスが近づくと「きっと君は来ない、一人きりのクリスマス....」の曲と新幹線が浮かんでくる...。当時のCMの影響力は凄いね。
インターネット・携帯電話が普及していない時代。今では考えられない....。


クリスマス2
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