アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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暑いですね~。コロナ禍のちょっと前まで住んでいたインド・チェンナイ生活を思い出すような酷暑だ。夕方のゲリラ豪雨も、私が住んだことがある熱帯雨林や亜熱帯の東南アジア諸国と同じ。コンクリート・アスファルトに囲まれ人が超多い日本の大都市の夏は地獄だ。

さて、前回の投稿で書いたように、免疫暴走の確定診断のための除外診断で悪性腫瘍/癌の検査を受けていた。免疫暴走で通院するリウマチ膠原病内科がある大学病院の様々な診療科を回って検査を受けた。乳がん&再建乳房に関しては、手術を受けた、がん専門病院で検査を受けた。

3月頭にリウマチ膠原病クリニックを初めて受診し、3月はこのクリニック及び自宅近くの整形外科へ通院。4月頭に大学病院へ転院してから7月上旬まで、毎週、週1~3のペースで大学病院とがん専門病院への通院。お金も時間も使った!痛みがある・残る中での通院・検査だったことに加え、「えー?マジ?勘弁して!」といったこともあり(詳細略)、心身ともに疲れ果てた!保険診療の3割負担だけでも10万は超えている。プラス、一部自費での検診も受けている。

並行して免疫暴走の治療。ちょっと色々あるが、ざっくり書くと、現在はメトトレキサート(免疫抑制剤)とプレドニン(ステロイド)で投薬治療をしている。それで、ステロイド服用に伴い、ちゃんとした骨粗鬆症の検査を受けたので、ここでは骨粗しょう症について書いてみる。


骨粗しょう症。「聞いたことがある!知っている!」という人も、「知り合いの高齢女性が骨粗しょう症」という人も多いと思う。が、「骨粗しょう症は高齢者、特に高齢女性は骨折に注意」という程度の知識の人が殆どだと思う。私もそうだった。

それで、まずは骨粗鬆症財団HP内の「どんな人がなりやすい」というページを見てほしい。骨粗鬆症の原因や、なりやすい要因が分かる。簡潔でとっても分かりやすい!骨粗鬆症になりやすい要因に「閉経」があるが、女性は閉経後、急速に骨密度が低下する(参考・医師による説明ブログ記事:閉経後のエストロゲン低下と骨粗鬆症の関係、少し専門的だが分かりやすいのでお勧め)


~骨粗鬆症の検査・診断方法は?~

”私の理解レベルで”ざっくり結論から言うと、骨密度測定と血液検査/骨代謝マーカーを中心に、各種検査を総合的に判断して骨粗しょう症対策や服用薬を決める。

【骨密度測定】
ちゃんとした骨密度測定の主流は、DEXA法(デキサ法、DXA法と記述することもある)だと思う。腰椎と大腿骨、腕(肘から手首にかけて)あたりのX線/レントゲン撮影する。

【血液検査/骨代謝マーカー】
骨密度の測定結果次第では、血液検査で骨代謝マーカーを調べる。
*注意:ステロイド服用中の人は、ステロイドがこのマーカー値に影響するので、一般的には測定してもあまり意味がないと理解している(要確認)。

医師による説明ブログ記事「圧迫骨折をなくそう!ステロイド性骨粗鬆症の対策について」がお薦め。この記事は”ステロイド”を服用している人を対象に書かれているが、下記項目は全ての人に参考になる。

記事の初めの方に「Contents」内の下記項目をクリックすると探しやすい。
04 骨粗鬆症はどうやって評価するの?
  1.骨密度検査のみかた
  2.骨代謝マーカーについて
  *注意:骨代謝マーカーの測定が推奨されていないのは、ステロイドを服用している方。

★ここまで読んででリンク記事を開いて欲しいので、リンクはあえて最後に貼ってここ

≪その他の骨代謝マーカー参考サイト≫
・日本骨代謝学会の一般向け説明:リンクはここ
・骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版:68ページ、骨代謝マーカー:日本骨粗鬆症学会 日本骨代謝学会 骨粗鬆症財団:リンクはここ


~ステロイド服用から3ヶ月の私の骨密度は?~

結論から先に言うと、「運動や負荷をかけて使うことは大事!」ということだ。私の足/大腿骨と、腕/橈骨の今までの負荷のかけ方の状態と現時点での骨密度を見てもらうと一目瞭然だ。

◆私:来年、5回目の年女
◆左腕:30歳頃にスキーで左肩脱臼、脱臼後は負荷をかけないようにする傾向があった。50代で再発し、左肩の手術を2回受ける。それに伴い、左腕が使えない・負荷をかける機会が激減
◆運動:走る・歩く系の運動は、比較的やってきた方かな?
◆測定時点は、骨量を低下させるステロイドを3ヶ月毎日服用した時点。「ステロイド内服開始後の骨量の減少率は初めの数ヶ月で8~12%と極めて高い」とのこと(参考リンク①はここ、参考リンク②はここ
◆測定時点でのプレドニン/ステロイド服用積算量/7.5mg×21日+5mg×21日+2.5mg×14日+15mg×14日+12.5mg×14日+10mg×3日

・左大腿骨:若年成人平均の84%
・腰椎:若年成人平均の74%
・左前腕骨橈骨(左手首から肘にかけての骨の1つ):若年成人平均の62%

ステロイド服用3ヶ月で仮に骨密度が10%程度減ってこの程度で済んでいるのは上出来と見るのか否か....。左腕は仕方がない面もある。皆さん、是非、若い頃から継続的に適度な運動をして下さいね。この結果を受けて、骨粗しょう症の薬物治療を開始するが、それについてはまた後日。


~乳がん治療関連では~

乳がん闘病時、「閉経後」の仲間でホルモン療法が適用になった方々(閉経後の方に一般的に使われるアロマターゼ阻害薬でホルモン療法を行った方々)は、副作用として骨粗鬆症を意識していた(下記リンクを参照)。

Q47 ホルモン療法薬(内分泌療法薬)の副作用とその予防法・対処法について教えてください(患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版/日本乳癌学会)
BQ11 アロマターゼ阻害薬使用患者における骨粗鬆症の予防・治療に骨吸収抑制薬(ビスホスホネート,デノスマブ)は推奨されるか?(乳癌診療ガイドライン2022年版/医療従事者向けサイト/日本乳癌学会)

今回、久しぶりに日本乳癌学会の患者向けサイト「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版」を見たが、進化していた。十分な情報量なので、まずはこのサイトで標準治療を知識を付けることをお勧めする。このブログでよく記載しているが、どんな治療を選択するにも、まずは標準治療の基礎知識が必要だと私は確信している。

 


~骨の強さは「骨密度」+「骨質」~

最後にさらっと、骨の強さは「骨密度」+「骨質」に関する説明があるサイトを紹介しておきます。それはここ


今日のオマケは私の目を引き付けたリゾートモードのビーグル犬



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