アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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前回投稿「経緯:免疫が暴走してしまって.......その2」の続きです。では早速。前投稿との一部内容重複、及び自身の記録メモを兼ねていることによる長文はご容赦を。


★4月頭、リウマチ膠原病クリニック3回目受診。膠原病因子陰性のままだがCRPが上昇。私の症状が非典型&様々な除外診断の必要性から大学病院に転院することに

・CRP:3週間前の2回目受診時は6.53、3回目受診時の当日迅速検査では7.78。
・膠原病因子陰性・CRP高値等から、リウマチ性多発筋痛症を疑うが、年齢、症状の出方などが非典型な上、様々な除外診断が必要となることから、この時点で規模が大きい総合病院か大学病院への転院を勧められ承諾(典型的なリウマチ性多発筋痛症についてはここ、ざっくり言うと、70代・80代の方が、急に両肩や太腿等が痛くなり、ベッドから起き上がれなくなったり、立ち上がれなくなったりするのが典型症例のようだ。大学病院のサイトなど信頼できるサイトがこのように説明している)
・ステロイド等を服用してしまうと診断ができなくなるので、治療開始前の現時点に転院するのがベストとの説明を受ける。
・医療連携で、自宅から一番近い大学病院が翌日に受け入れてくれることに。
・地元の乳腺クリニックで「乳がん疑い」となった時は、「多少遠くても納得した病院で」と思ったが、今回は、痛みや倦怠感が強く、近いことが最優先となった。



★4月頭(クリニック受診日の翌日)、大学病院初診で1時間の診察。右手首・右肩が若干?微妙?に腫れているとの指摘を受けるが私は自覚できず。血液尿検査・全身造影CT・関節エコー検査(関節滑膜組織炎症チェック)。医療費が予想以上に高く驚く→後日、血液・尿検査項目の多さに驚きながら、医療費に納得。投薬治療は検査結果後

・この大学病院では、初診は経験がある専門医があたる方針のようだが(リウマチ膠原病は初診が重要だと感じている)、私は医療連携だったためか、ベテラン専門医の初診予約が入っていた。
・このベテラン医師による1時間の診察。驚き&感謝!全身チェック・問診など。帰宅後少しお勉強して分かったが、「膠原病領域の全ての疾患」の症状の有無をチェックをしていた。特に、即入院が必要になるような膠原病領域の疾患の除外をしていたと思う。
・このベテラン医師は、私の診察を通して、私の症状には血清/リウマトイド因子/リウマチ因子/RF因子陰性(詳細はここ詳しい説明はここ)の関節リウマチも含まれると感じているようだった。右手首・右肩が若干?微妙?に腫れているとの指摘を受けるが、私は自覚認識できず。
・診察後に採血と採尿。医療費は1万弱で「高いな」と思ったが、1週間後に血液・尿検査の検査項目数を見て納得した。ここまで項目数が多い血液検査をしたのは初めて。梅毒などの感染症を調べる項目もあった。

・当たり前だが、投薬治療は検査結果後。ここから1週間は、引き続きロキソニンで耐えた。
・初診翌日は、全身(首から骨盤まで)の造影CT検査。造影CTで判別できる範囲での除外診断(血管炎や悪性腫瘍等)だと理解。
・関節エコー検査は初診から2週間後。関節リウマチの場合、関節滑膜(かつまく)組織に炎症が起こる(正確な記述はここの「関節リウマチの原因」を参照)ので、それをエコー検査で確かめるとのこと→関節エコー検査は、投薬治療開始後(ステロイド服用後)に受けたので、関節滑膜組織の炎症は2か所(右手首&右膝の一部)だった。しかも、「明らかに」ではなく、「ここはそうかな?」といった感じだった。現に、私はステロイドの抗炎症作用がかなり効くタイプと医師から後日説明を受けた(血液検査の結果から、詳細は後ほど)。



★4月上旬:大学病院初診から1週間後、各種検査結果を受けた診断は......投薬治療開始

膠原病領域には、難病指定になっている疾患を含め様々な疾患がある。最も知られている疾患が関節リウマチで、患者数も多いと理解している。関節痛や関節の腫れがある場合に、関節リウマチか否かを判断するのに用いられる血液検査の指標の1つが、リウマトイド因子/リウマチ因子(詳細は前出のリンクを参照)のようだ。前出のリンク内にもあるように、「リウマトイド因子/リウマチ因子陰性=関節リウマチではない」と完全否定できるものではない。ただ、陰性になった場合は、他の疾患のチェック(除外診断)項目が”更に”多くなると感じている。

不明熱や他の内科領域で原因不明な方が集まってくるリウマチ膠原病内科。個別性が非常に高く、「あなたの病名はコレです」といったような診断名がつかない病態や、投薬治療でトライ&エラーを診ながら、途中で診断名が変わることも珍しくない、とまだ免疫が暴走したばかりの私ですら診察を通じて感じている。

それで、「現時点での私の診断名」は、血清/リウマトイド因子/リウマチ因子/RF因子陰性の関節リウマチ&リウマチ性多発性筋痛症。プレゼンで独立する要素と共通する要素を示すためによく使う円形のベン図。共通する要素は重なりあう部分だが、私は血清陰性の関節リウマチとリウマチ性多発筋痛症が重なり合うところに入るらしい。医師からこのようにベン図を用いて説明を受けた。血清陰性の場合は、個別性が非常に高いという前提で。投薬治療内容は後日。

呼吸器内科が専門の友人医師とSNS上で話していた時に私の診断名を告げると、「今の医療はどの診療科でも専門性が高く、専門外の領域には手を出せなくなっているが、リウマチ膠原病科は特に手が出せない。リウマチ因子陰性の関節リウマチの診断なんて、名人芸の領域」といったことを言っていた。明確な判定検査基準があるわけではなく、様々な診察や経験値から診断する領域だと私は理解した。なので、私の診断名も今後変わる可能性がある(現在進行形の除外診断の検査もある、詳細は後日)。

膠原病領域。ガイドラインはあるが、個別性が非常に高く、誰にでも効く薬は存在しない(ほぼ存在しないと言える)。効くか否かも投薬してみないと分からない。効く程度も人それぞれ。初めは効いても、だんだん効かなくなったり、風邪を引いたことを機に効かなくなったりすることもあると聞く。膠原病領域だけではなく、どの疾患でもこういう側面はあるとは思うが、私が体験した乳がん領域と比較すると、遠隔転移があるステージ4・腫瘍内科の領域かな?と感じている(因みに、私は乳がん闘病では、幸いにも手術治療のみで、投薬治療は一切していない/必要がなかった)。

 

*全身造影CTは異常なし(全身造影CTで判別できる範囲だが)、この時点で関節エコー検査がまだだったので、診察時に簡易的に右手首のみ関節エコー検査は行った。右手首に関節滑膜組織の炎症があるとの診断。


今日のオマケは、新丸ビルの屋外テラス。季節がいい時期は気持ちがいい空間。




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