アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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昨年秋のシリコン・パイ/再建乳房の定期検診報告。少し書き放置してしまった。いつの間にか4ヶ月弱の月日が経過し、年も越し、今更感はあるが、報告記事として残すことに。

では、早速。
年に一度の乳がん&シリコン・パイ/再建乳房の定期検診。4年ほど前からは、この定期検診=闘病・病院仲間に会う日・ランチをする日にないっている。検診日を同日にしている。

その仲間の彼女は乳腺外科主治医・形成外科主治医が同じ、手術・入院日もほぼ同じ、乳がん病態もほぼ同じ、そして年齢も同じで、しかも、乳房再建にとても苦労したことまでもが同じだ。彼女はシリコン・インプラント再建に苦労する体質だったので、私よりもはるかに苦労しているが。形成外科には、印象の残る2症例だった。詳細は省略するが、彼女は皮膚壊死によるエキスパンダー抜去も経験している。

乳がん術後10年&シリコン・インプラント術後9年検診だった昨年10月半ば。病院の待合室で「A看護師さんはどうしているのかな?まだこの病院に在籍しているのかな?元気かな?少し前にXX科に移ったよね?」と我々がとてもよくしてもらい、親しくなったA看護師さんについて彼女と話していた。

すると!なんと!驚くことに!そのA看護師さんとバッタリ会った!ちょっと前に異動したXX科から、乳腺外科に戻ってきたらしい。彼女曰く、今日はたまたま経過検診の診察担当で、たまたま患者リストを見たら我々二人の名前があり、さらに、たまたま我々二人の形形成主治医と朝に話す機会があり、形成主治医と我々二人のことについて話したらしい。そして、わざわざ、会いに来てくれたのだ。嬉しかった!


★シリコンパイのエコー検査
全く問題なし。術後9年になると、破損までいかなくても「注意」等のコメントが入ることがよくあるらしいが、私は画像診断医から一度もそういったコメントが入ったことがない。これはかなり優秀とか。「注意」等のコメントが入っても、形成外科として問題になるケースはそこまで多くはないが、一定数はあるとのこと。因みに、前出の闘病仲間は「警告」コメントが入っているが、問題になっていない。詳細は不明。

★シリコン・パイの形状・柔らかさ
時間経過に伴う少しのリップリング(シワ・波立ち)があるが(術後2年あたりから変わっていないかも)、術後9年にしては崩れていないとのこと。因みに、私は乳がん手術で残された皮膚・皮下組織が非常に薄く、リップリングができやすい条件だった。シリコン・インプラント手術後に、シリコン・バッグ周辺に脂肪注入を行ったが、脂肪生着率は高くなかった。それでも、私の条件下では、この脂肪生着率は上出来とのこと。

シリコン・パイも硬くなっておらず(柔らかく)、被膜拘縮も問題なし。実は、私のシリコン・パイの経過を知っている前出のA看護師さんにも、診察に入ってもらい(たまたま時間の都合がついた)、シリコン・パイを見て触ってもらったが、「えー?これで術後9年でこの状態?柔らかくて崩れていない、先生!.......」と言っていた。お世辞ではないと思った。なぜなら、物凄く多くの再建乳房を見ている彼女が、他の症例に言及しながら、形成主治医に色々言っていたから。形成主治医の反応がちょっと面白かった。

★再建乳房の違和感
答えがないと承知の上、検診の度に「シリコン・パイや上腕・脇下の違和感の強さ」を私は主治医に報告している。今回も報告した。予想通り、改善策はない。この違和感は、乳がん手術の後遺症の要素が大きいのだが。

★その他
私は乳がん手術術後10年で、この病院での乳がんに関する定期検診は終了した。シリコン・インプラントによる再建乳房は、シリコン・バッグという異物が体内に挿入されている限り定期検診が必要になる。が、今後の定期検診方法を模索中とのこと。シリコン・インプラントの保険適用から9年弱(検診時点で)。シリコン・インプラントによる再建手術が普及し、乳がん検診と同時にシリコンバッグの状態チェックが出来る乳腺外科医が増えたと推測。地域格差は未だに大きいとは思うが。地方では乳房再建ができない地域がいまだにそこそこあると思う。

私が挿入しているシリコン・バッグは、アラガン社のリコール・販売中止になったもの。販売中止の原因は、欧米でこのシリコン・バッグに起因する悪性リンパ腫の一種・BIA-ALCL/乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫が稀に発症することが分かったためだ。日本でも現時点で数名、発症している。これについては、検診でみつかるものではなく、シリコン・パイに異常(特徴的な症状等に関するブログ記事はここ)を感じたら、手術を受けた病院・クリニックを受診することが重要だと思う。


今回の形成外科定期検診のメイン・イベントはA看護師との再会!でした。

更新頻度がかなり減っていますが、今年も宜しくお願いします!
そして、今年も↓買いました。スヌーピー干支・兎.....



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