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アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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乳がんは非浸潤性乳管癌でステージ0の全摘。なので、私にとって癌専門病院での年に一度の定期検診は、健側の乳がん検診&シリコンパイのご機嫌伺いだ。もちろん、患側の残っている腋窩リンパ節などのチェックもしているが。

形成外科の診察室に入ると、主治医が「左肩はどうなの?」といきなり尋ねてきた。「2年前の左肩の手術の件は以前にも話していたが....。覚えて貰っているのは有難いが」と少し不可解ながらも、何故かまずは肩の状態説明。すると「たまたま昨日、じぇんりー(私)さんのブログを見たんだ。そして今日、病院に来たらじぇんりーさんの診察があることを知り....。なんか感じるものがあったのかな?」と主治医。「最近はブログをかなりサボり気味で、新しい記事に肩の手術のことを書いていたからか......」と腑に落ちつつ、「私、念など何も送っていませんからね」と心で呟いていた。

「ファイザー2回目接種後、リンパ節が腫れたのか、患側脇下の違和感が増した」「左肩のリハビリとして腕立てをしているので、大胸筋が張ってきたためか、シリコンパイの違和感が増した」などを一応報告はしたが答えはなし。そもそも回答は期待していない。8歳のシリコン・パイはご機嫌麗しく異常なしだった。


では、主治医との雑談から印象に残ったこと等を記載しておきます。


リコール対象のシリコンバッグに起因する悪性リンパ腫
●私が挿入しているアラガン社の表面ザラザラ・アナトミカル型(しずく型)シリコンバッグは、このバッグに起因する悪性リンパ腫の発症報告が欧米で一定数あり、2019年夏にリコール・販売停止になっている(詳細はアラガン社シリコンのリコール関連 カテゴリーを参照)。この悪性リンパ腫の症例に該当する日本人は1人だったが、新たに1名増えて計2名になったとのこと。


シリコンバッグの破損
●私のシリコンバッグは丸8年。私がこのシリコン・バッグに起因する悪性リンパ腫を発症するより、シリコンバッグ破損のリスクの方が高い。私の記憶が正しければ、8年だと累積で破損率は5~8%程度はあると記憶しているが、まったく自信がない。以前に聞いたが覚えていない!つまり、シリコンパイへの関心が下がっていて、「破損など何かあれば、その時に考えよう!」のスタンスになっている。
●私の理解に基づく補足だが、エコー検査など画像検査でしか見つからな程度の破損等は、当然、状態によるが、放置していてもさほど問題はない、と理解している。詳細は省略して誤解を恐れず書くと、餡入り饅頭の端がちょっと切れたところで、餡が流れ出てくるわけではなく、大きな影響がないイメージだ。あくまでも私の理解・イメージです。
●私が一番注意・懸念しているのは被膜拘縮。シリコンバッグの周りに出来ている(必ず出来る)被膜の拘縮が進み、シリコンバッグが上に押し上げられてしまう等、明らかにシリコンパイの形状が変化した場合は、手術で被膜を切るなどの処置が必要だと理解している。私が挿入しているシリコンバッグは表面がザラザラ。それが悪性リンパ腫の原因となったため、リコール・販売中止になった。が、ザラザラだからこそ、被膜拘縮のリスクが下がっていると理解している(要確認)。シリコンバッグの選択も、自身の状態に合わせて、「どのリスクを選択するか」だと思う。
●因みに、私が通っている病院では、2年に1度、エコー検査でシリコンバッグの状態をチェックしている。病院の仲間の一人は、シリコンバッグ劣化の兆候があるため、毎年エコー検査を受けている。


もし、今、乳房再建をするなら.....
●「じぇんりーさん(私)が9年前と同じ状態で、今の僕がじぇんりーさんの主治医だったら、主治医として”下腹部からの自家組織再建+脂肪注入”を勧めるかな?下腹部だけでは、健側と同じ容量の乳房は再建できないが」と主治医が呟いた。それに対して、「もし、私が9年前と同じ状態で、乳房再建に対する知識が高まり体験もある今の自分だったら、患側がシリコンバッグで綺麗に再建ができる程度にあわせて、健側の乳房を縮小・吊り上げをするかな?」と返答した。私が自家組織再建に踏み切れない理由は、全身麻酔後の副反応・嘔吐がかなり激しいこと。
●9年前も、当時(多分、今も)乳房再建、特に自家組織再建の第一人者だったベテラン形成外科医(当時は、私が通う病院の常勤医師)は、私の全身麻酔後の副反応の状況や、それに対する私の恐れを考慮し、私に対しては「健側乳房の下の部分を少し摘まむと上がったいい感じの乳房が出来る。それに合わせて患側はシリコン・インプラント+脂肪注入が一番いいと思う」という見解だった。
●私は胸が大き目で、乳がん手術後に残された皮膚・皮下組織が凄く薄かったので、「自家組織再建の方がいいのでは?」という見解を示す形成外科医もいて、形成外科医の間で意見が分かれた。


全身麻酔後の制吐剤(吐き気止め)
●上記の自家組織再建の雑談で話題にのぼった「全身麻酔後の副反応・嘔吐」。主治医が「昨年、今までよりも効く制吐剤が保険適用になったので、少しは楽になると思うよ」と教えてくれた(薬剤名など詳細は分からないが、チラッと調べたらコレかな?と思うものがヒットしたので、メモとして貼っておくが、確信はなし。リンクはここ
●因みに、私がシリコン・インプラントで乳房再建をしたのは保険適用前。自費で行ったので、この手術時・後には、麻酔科が保険適用では使えない、抗がん剤使用時などに使用する強力な吐き気止めを使用してれた。そのお陰で、術後はかなり快適だった。


※参考:これは貼っておくかな?

既に長文記事なので、術後8年のシリコン・パイの状態は別記事で。

おまけは港湾地域から見えたスカイツリー。東京湾の向こう側に見えます。



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