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アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。宜しくお願いします。

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スポーツ好きの私。家で大人しくオリンピック観戦を楽しんでいる。今回のオリンピックを観ていて思ったこと。「幼い時から世界を見据え、挑戦努力し続け、本番で力を発揮できる若い世代が希望。もっと世代交代しようよ日本!」だ。

オリンピック閉会式を夜に控える今日の午前中。このブログで何度か紹介している、昨年春からコロナ最前線の同世代ベテラン医師(都内23区内、2次救急総合病院)が、「都内は戦時中だよー」という緊急のお知らせ長文ツイートを流してくれた。引用したいと思う(出典はここ。スレッドを開いて読んで下さいね)

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【緊急のお知らせ】

現在首都圏では病床が非常に逼迫し、40床のコロナ病床を持つ当院も、院内で診断した新規患者さんを院内に収容することは全く不可能になりました。全例がご自宅に一旦戻っていただく形になります。また、保健所も濃厚接触者の追跡が追いつかず事実上機能停止に陥っています。

また、一昨日、東京都からも通達がありまして、今までは『発症から10日、解熱してから72時間経過』で退院可能という要件でしたが、これを、一時的に『酸素需要がない容態になったら全員退院』させざるを得ないということに決まりました。

当然ながら規定より早くに家に返されれば、まだ感染力のあるウイルスを出してる状態ですから、他の家族にうつす可能性もあり、出歩けば他者へうつします。ですがその状態でも家に返さざるを得ないほど、首都圏は市中に中等症〜重症のコロナ肺炎患者が溢れており、苦しんで自宅待機をしているのです。

しばらくこの状態が持続すると思われます。家族内に感染者が出ても入院できない、他の家族が濃厚接触者でも検査の指示を出す保健所は機能停止で連絡がない、と言う



状態となっておりますことをお伝えいたします。各ご家庭で、より一層の警戒をしていただきますよう、お願い申し上げます。

すでに、家庭内感染の感染拡大の防止は諦めざるを得なくなった非常事態と言ってもいいと思います。つまり中等症II〜重症に相当する危険な状態にある患者さんが急激に市中に増加しており、まずはその人たちの病院収容を全力で急がねばならない状態となっているとご理解いただければと思います。

ちなみに、当院は元々感染症指定病院ではありません。ただの普通の民間の、一般救急病院です。中等症〜重症のCOVIDを治療するには集中治療の体制が必要です。常勤医が3〜4名、ナースが10名以上でチームを組んで、やっと2名程度の患者さんが見れる状態です。

今月に入り、27歳、36歳、41歳といった年代の方々が次々と重症化し、人工呼吸器装着になっております。本来であればこのような年齢は、ECMOになる可能性も想定して、直ちに提携の大学病院へ転送をさせるのですが、それも受け入れが不可能となっております。

個人的には、去年までのCOVID-19と、このδ変異株は、まるで別物だという印象です。排泄しているウイルス量も平均で1280倍多いと言うデータが先日出ましたが、若年者や基礎疾患のない人でも重症化するし、肺炎の進行も急激です。

多分『今まで自分の身近に誰もかかってないので』実感がなかった方もいると思いますが、今度ばかりはそうはいかないと思います。家族内に誰か1人『脇の甘い』人が1人でもいて、家に持ち込まれると家族全員感染してしまうであろうことを十分想定し、今一度家族内での話し合いの場を設けてほしいです。

「脇が甘い」の理由としては、いまだに発熱外来では、非同居者との外食をして平気な人や、防御力のないウレタンマスクや布マスクなどをしていたり鼻を丸出しにしていたりという感染者が後をたたないためです。

~中略~

δ株は非常にウイルス量が多く、正しい対策をしていてもかかる場合はあります。しかし、発熱外来で見ていると未だに鼻の穴丸出しのマスク、ウレタンマスクや、ワクチン未接種の大人数友達グループでBBQしていたなど、個人対策が無策になってる方がまだまだいらっしゃるようです。
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そして、今朝、「ワクチン2回接種の28人感染 栃木の高齢者施設でクラスター」という記事も。記事内には【「食堂でマスクをせずに飲食したことなどが原因とみられ、県感染症対策課は「接種後も感染のリスクはある。対策の徹底を」と呼びかけている。】とある。

一般的に、高齢者(年齢が高いほど)ワクチンによって出来る抗体価が低い。現に、ワクチン接種が早かった海外諸国では、超高齢者からワクチン3回目を接種する動きがある。また、現在、日本を初め世界各国で蔓延しているデルタ株はとても厄介。欧米諸国でも、「ワクチン2回接種完了後もマスク着用」の動きになっている。詳細は省略するが、ワクチン接種により感染を防げなくても、重症化は防げる場合が多いらしい。今のところ。


で、結論は同じ。ワクチン2回接種しても、不織布マスク・距離・換気・手洗いなどの基本感染対策の継続!ワクチン未接種者や2回完了していない人は、感染対策の強化!だ。


前回の投稿で触れたインド・デリー。感染爆発をどのように抑えたか。私が知る限りのざっくりした理解では、「4/19~完全ロックダウン、5/1の陽性率32%以上、5末に陽性率1%を切る。6月半ばから段階的にロックダウン緩和。毎日7万件以上の検査を維持しているが、今のところ順調に陽性率低下(0.1%以下)。同時にワクチン(アストラゼネカとインド産不活化が主だと思う)接種の加速化」だ。

インド現地からは、「罹る人は罹った」「亡くなる人は亡くなった」「皆、罹った」といった声を聞く。現に、「インド、人口の3分の2にコロナ抗体=調査」という7月21日の報道がある。

強いロックダウンが出来ない東京はどうなる?
最後に、都内の救命救急センターに勤務する救急医の、今さっきのツイートを。ツイート内のSpO2は酸素飽和度。90%切ると入院しないとヤバイ!と理解している。なんかデリーのあの状況になりつつある.....。
 

 

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