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先日のこと。リハビリの順番を待っていると、隣で高齢?女性(60代以上に見えた)2人のお喋りが始まった。話の内容から、お二人とも私と同じ主治医による肩腱板断裂手術(中高年に多い)を受けたらしく、「肩の状態はどうだった」とか、「装具を付けていた期間はXXだった」とか、「腕の上がり具合はXXだとか」といったよくある話が続いた。「リハビリは絶対に人と比較したり競争したりしては駄目なんだけど、どうしても人と比べたくなるよね....。他人の状況が気になるよね....」と思いながら聞いていた。

お互いの現在の状態説明報告が終わると、今度は主治医の診察の話になった。「診察時、先生はいつもパソコン画面ばかり見ていて私の顔を見ない。腕の状態をチェックする時だけこちらを向くけど、それが終わるとすぐにパソコン入力を始める。だから、先生に訊きたいことが訊けない」と1人が愚痴りはじめた。すると、もう一人が「そうなの!」と賛同!「皆、言っている!」とこの話題で盛り上がり始めた。

私もお二人と同じ主治医。状況が分かるだけに「そう思うよな....」と思いながらお二人の話を聞きつつ、「乳がんの病院仲間からも同様の愚痴をよく聞いたな」「私も乳がん告知あたりの頃は同様に思ったことがあったよな」と思い返していた。因みに、今の私は、医師がパソコン画面を向いてようが、訊きたいことがある場合は訊く。この辺りは慣れた。

そして、ふと乳がん手術の執刀医・主治医のことを思い出した。そのベテラン主治医は、私が診察室に入ると必ずまず私の顔を見て「どうですか?」と尋ね、患者の話を聞いた。「癌患者は普段の精神状態が最も重要で、それを診るには診察室に入ってきた時の患者の表情を見るのがいい」とされているからかもしれない。が、全ての乳がん担当医師がこのようにしていたわけではない。

また、乳がん手術入院中は必ず朝と夕方に回診に来てくれた。朝は7時過ぎあたり。どの乳腺外科医よりも早かった。夕方は日によって違ったが、主治医の手術日の日は消灯後の時もあった。2週間、毎日2回来てくれた。乳がん手術を受け入院した病院の乳腺外科医は殆どが毎日、朝夕に回診に来ていたが来ない医師もいた。毎日2回の回診が必要なのかは分からないが、患者が安心するのは確かだ。

このベテラン乳がん主治医と今の肩の主治医。同年代だ。今回の肩の手術入院などを経験して、「遅刻をしない。毎日のルーティンをこなす」ことができる医師はそんなに多くないと実感すると同時に、乳がん主治医の偉大さを改めて感じた。因みに、この主治医は今は違う病院で勤務している。

激務と格闘している医師。「はぁ?」といったことを言うなど様々な患者が来る医療現場。医師・医療スタッフは大変だ。だが、医師の一言や医師の態度は、患者の精神状態に大きな影響を与える。医師が患者に寄り添う気持ちや態度が患者に伝わらないと、どんなに素晴らしい知識が技術を持つ医師でも、どんな医療行為でも、治療効果は半減するように思う。



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