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病室。個室か大部屋か。最近は大部屋といっても4人部屋が標準のようだが‥。どちらにも一長一短がある。「個室は孤独で寂しい」「4人部屋は同室の人がいい人だったらいいけど、そうでなければ気を使い‥。だから個室の方がいい・無難」「生命保険で1日XX円出るので、一括でXX円出るので、気を使わない個室にした」といった意見をよく耳にする。個々人の置かれている状況やその時の心境・疾患などを勘案して、病室のタイプを決めることになる。

先日までの都内大学病院での手術入院。差額ベッド代8000円(税別、第2希望)の4人部屋だった。一人は寝たきりの高齢者。もう2人は少しお姉さんで、入院及び退院時期がほぼ同じのとてもいい方々だった。

そのお二人は、朝8時過ぎに手術室に向かったにもかかわらず、昼を過ぎても、4時になっても、病室に戻って来ない私をとても心配してくれていた。全身麻酔の副反応の嘔気嘔吐が収まっても暫くは食欲がなく食事が摂れなかった時は、病院内のコンビニに食べられそうな物を買いに行ってもらったりもした。側に頼める人がいる、気にかけてくれる人がいることは、とても心強く安心できた。「遠くの親戚より近くの他人」というかフレーズが浮かんで来た。

お二人の一人は乳がんサバイバーだった。乳がんが過去のモノになった初発から10年を超えた頃に、再発・遠隔転移が発覚したらしい。体験談を聞かせてもらって驚いた。彼女の見た目からは、その壮絶な闘病が分からなかったからだ。強靭な体力と精神力がないと歩めない道だと思った。

詳細は書けないが、そんな彼女がある時、私に意見を求めるような眼差しを向けた。「主治医は自分。身体が出すサイン、身体から感じる取るモノは正しいと思う。違うと思えば方向転換すればいいし」と私自身の信念?を伝えるのが精一杯だった。

私より1日早く退院した彼女。退院間際に「ありがとう!じぇんりーさん(私)に‥‥と言って貰ってすごく気が楽になった」「明日から寂しくなるな。XXさん(同室な方)とじぇんりーさんと沢山お話しできて、とても心穏やかな時を過ごせた。痛みがあるにもかかわらず」と彼女は言った。彼女の孤独や本音が垣間見え、色々考えてしまった。

私は乳がん手術が物凄く多い病院で手術を受け、入院中に多くの乳がん仲間に出会った。全員ではないが、7年経った今でも交流が続く仲間が相当数いる。有難い。「再発遠隔転移でステージ4になると、仲間との交流が難しくなる」とよく聞くが‥。

幸いにも、交流が続く仲間の中に遠隔転移再発の人はいない。が、健側に新たな乳がんが発症・他の臓器に癌・交通事故による幼き子供の死など、皆んなそれぞれ闘い乗り越えようともがいている。そんな状況でも交流が続いているのには、お互いの支え?何かがあるようにも思う。



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