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先日までの肩の2回目の手術入院(大学病院、関節鏡下手術、左肩習慣性脱臼)。差額ベッド代が税別8000円の4人部屋だった。「都内の基幹病院では差額ベッド代を支払うのが当たり前の時代?」と思ってしまった。詳細は後日。

その4人部屋のお一人が寝たきりの高齢者。認知症が多少あると思われ、夜中にそこそこの声で歌ったり、一人ごとを言った、うめいたり‥。気にせずマイペースに過ごすことが必要となる。差額ベッド代を払ってもだ。もちろん、あまりにも不快で寝られない等のストレスがあればナースステーションに相談すべきであり、相談できる。が、混み合う病室では限界があるのも事実だ。因みに、個室の差額ベッド代は最低ても3万だったと記憶している(要確認)。

それで‥。術後、手術室で全身麻酔から起こされた瞬間から嘔吐が始まった私。病室に戻ってからも嘔吐が続き苦しんだ。夕方5時半あたりから翌朝10時あたりまで嘔気嘔吐が続いた。なので、この夜は一睡も出来ず。前出の同室の寝たきり高齢者のお歌やうわ言を聞きながら過ごした。

その高齢者のうわ言ははっきりと聞き取れないものが殆どだったが、「痛いよ~」「帰りたいよ~」ははっきりと聞き取れた。そして、「帰りたいよ~」の出現頻度は高かった。

私は1時間周期でやってくる苦しみと嘔吐と戦いながら、彼女の「帰りたいよ~」を聞き、昨年のクリスマスに悪性リンパ腫治療のための抗がん剤の副作用(副作用とは100%は言えないが、抗がん剤治療中に難病指定の呼吸器疾患に罹り、これにより旅立ってしまった)で他界した、新卒で入社した会社同期の友人のことを何度も思い出した。

丁度1年前の大阪帰省中。「神様が私達を会わせて時間をくれたの?」と思ってしまうほどの奇跡的偶然が重なり、私は彼女が入院する病院を訪ねることができ、しかも彼女はその日は奇跡的に調子がよく、奇跡的にかなりの会話ができた。病室に入った時は呼吸が苦しそうだった彼女の呼吸がどんどん安定し彼女の口数が増えた。最後の方はいつもの彼女と話しているような錯覚に陥るほどだった。それから1ヶ月半後に彼女は旅立ってしまうのだが‥。

その時、「家族は私が病院にいた方が安心だと思うけど、家に帰りたい」と彼女は言っていた。

私自身が嘔吐に苦しみながら病院のベッドに横たわり聞く「帰りたいよ~」という同室高齢者のうわ言。「XXちゃん(私の会社同期の友達)は10ヶ月この景色だけを見て苦しみながら戦っていたんだよな‥。辛いな‥。家に帰りたかったよね‥」など色々考えてしまった。

そして、先日、たまたま目にした"老衰で亡くなる人の数、日本一「最期は自宅で」を叶えるあの街、秘密—神奈川県茅ヶ崎市"の記事を思い出した。



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