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アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちら目次を)。コメントはFC2からお願いします。宜しくお願いします。

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ああ.....もう9月。光陰矢の如し!1年ってホントはやい!

さて、アラガン社のシリコン・リコールの件。「10月に形成外科の定期検診だし、その時にでも状況を確認するか....」と、積極的には情報を収集していない私だが、FBでフォローしているE-BeC(私が6年ほど前にインプラント手術を受けたあたりに設立)の投稿を見ながら、「頑張って下さっているのね!ありがとうございます!」「そっか...」とたまに状況を確認している。

【参考】
「アラガン社のインプラントとエキスパンダーの販売停止に関する埼玉医大学総合医療センターの三鍋俊春先生の分かりやすい解説」記事(E-BeCのHP)
●「全国21の乳がん患者団体を代表して厚生労働省を訪問。医薬・生活衛生局の樽見英樹局長ならびに保健局の濱谷浩樹局長を直接訪ねし、アラガン社製ティッシュ・エキスパンダーとインプラントのリコールに起因する混乱を一日も早く収拾するため、患者団体から管轄官庁へ「要望書」を提出(手渡し)(E-BecのFBページ8月28日投稿記事参照)
●「人工乳房で血液がん?…自主回収スタートしたが「代替品なし」患者SOS」(8月29日読売新聞オンライン記事)

「乳がん術後のインプラントによる乳房再建=アラガン社の表面ザラザラ・アナトミカル型(しずく型)のエキスパンダーとシリコンを使用した再建(保険適用)」といっても過言ではない状況下でのこれらのリコール。先の読売オンライン記事の見出しの通り「代替品なしで患者SOS」だ。

◆「数日前が手術日だったら、エキスパンダーを入れられたのに...。突然、再建なしの全摘なんて耐えれない!受け入れられない....」
◆「手術前にリコールになって良かった!リコールになるようなモノを挿入しなくて済んで良かった」
◆「リコール対象のエキスパンダーを挿入しているんですけど....。これをいつまで放置するの?どんなシリコンに入れ替えるの?先が見えないんだけど....。保険適用になるの??エキスパンダーには金具がついているのでMRI検査が受けられない。このリコールでエキスパンダーを予定より長く放置している間に、乳がんや他の疾患でMRI検査が必要になったらどうするの??」
◆「えー??リスクが低く安全性が高いシリコンだと思っていたのに....。私のシリコン・パイの今後はどうなるの??」
◆「まぁ、なるようになるしかないね。このシリコンに起因する悪性リンパ腫が起こらないことを祈るのみさ!」
など、関係者は、置かれている状況や個々人の考え方・気持ち等により様々な心境・ストレスを抱えていると思う(因みに私は一番最後のスタンス)。

最も影響がありストレスがかかっている方々は、乳房再建を前提に全摘と決めた・納得した方々、現在、リコール対象のエキスパンダーを挿入している方々だと思う。病院・医師も対応・今後の方針・対策に追われていると推測している。この混乱・緊急事態が垣間見られるアラガン社の暫定的な措置をアラガン社のHP上でちらっと目にしたが、数日後にはその文書はお姿なし。「反響が大きく削除したんだな.....。病院が独自に方針を決めている?患者の状況に応じてに対応し、その対応策を患者に直接説明している?」と推測をしているが、定かではない。

乳がん。「癌」という重篤な疾病に加え(いや時には癌よりも)、乳房を失うことへ大きなショックを受ける人が想像以上に多い。私の病院では、手術を受ける患者のみしか入れないゾーンで、患者に対して手術に関する最終確認を看護師と行うが(今もそうかな?そのエリアでは、同時間帯に手術を受ける他の患者と顔をあわせる)、そこで、これから乳房を切除することに耐えられず泣きくずれる乳がん患者に出くわした病院仲間がいる。

乳房がなくなってパートナーと疎遠・不仲、夫が浮気・離婚といった話は残念ながら珍しくはない(もちろん、絆が強くなっている方々も多い)。なので、乳房再建は精神的にも肉体的にも救世主で、特に精神的に担う役割が大きいと私は感じている。

私が乳房再建をした頃は(現在の状況は不明)、形成外科医は患者に「夫やパートナーの方は、この形での再建に納得していますか?」と必ず訊き、夫やパートナー同伴での診察を促していた。が、「夫やパートナーの方が同伴しても、再建する前の妻の胸を見ることができる夫やパートナーは殆どいない。皆、肝心な時に病室を出て行ってしまう」という状況を聞いた。とてもデリケートなことだ。

さらに、20代や30代前半の未婚の患者からは、「形が綺麗なだけの再建では不十分。触ったときの感触も近づけて!」などと切実な声を聞いてきた。今回リコール対象になったシリコンは、感触の点からも優れていると聞いた記憶がある(要確認)。

乳がんサバイバーは、精神的に充実しストレスが少しでも少ない日常生活を送れることが一番重要だ。インド・チェンナイでアーユルヴェーダを学んでからは、これこそが免疫力を高め再発防止の最善策!だと確信している。もちろん、これだけでは防げないこともあるが、イメージしている以上に精神が身体に与える影響は大きい。

今回のシリコン・リコール。ちらっと見る限り、欧米での豊胸での症例がベースになっているように思える。豊胸や乳房再建で使われるシリコンは、豊胸での症例数の方が多いと思われるし、豊胸の症例の場合は癌サバイバーでないので長期追跡ができる症例数も増えると思うので当然だ。豊胸でも、乳房再建でも、重篤なリスクがあるモノは使われるべきではないが、正直に言うと、モヤモヤするものがある。人工物に100%安全なモノがあるのか?難しい.....。

いずれにしろ、厚労省には迅速かつ柔軟に対応してほしいと思う。増え続ける乳がん患者。特に若年層の患者が増えているように思う。「保険適用でのシリコン・インプラント乳房再建」という選択肢は、乳がんサバイバーに精神的に与える影響がとても大きい。

今日のオマケは大手町タワー、アマン東京ホテル横のカフェ。雰囲気よし、食べ物よし、お値段高し!の都心のオアシス。




大手町タワーカフェ2

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