アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちらを)。コメントはFC2からお願いします。宜しくお願いします。
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昨夜、さくらももこさんの訃報を知った。同じ年の彼女が乳がんのため旅立ったとの報道。ワイドショーによると、短くても7年間は闘病していたとか(報道でも推測。詳細は不明)。そして彼女が旅立ったのは8月15日。お盆の頃だ。私の乳がんは、6年前のお盆にタンクトップについたシミから始まったので、ちょっと感じるものがあった。
久しぶりに、多くの仲間の顔が浮かんできた。私はステージ0の非浸潤性乳管癌だったこともあり、今では乳がんはすっかり過去のものになっているが、闘病中や長い道のりだった乳房再建中に実際に目にしたり、当事者本人から聞いたりした様々な治療に関する話が蘇ってきた。
ちびまる子ちゃん。昭和の時代の日常がコミカルに、そして時にはシニカルに描かれていて、そこが私は好きだった。不思議だったのは、私が中国広州在住時に中国でも人気があったこと。「え?この超日本的な微妙な感じが理解できる?面白いと思える?」と思った。が、日本に帰国して、ボランティアで中国人留学生と交流する中で、妙に話が合い、「あ、そうか...。日本と中国では20~30年の差があるのか....。40代の私が育ってきた時代背景と、20代の彼ら彼女らが育ってきた時代背景が同じか....」という事実を再認識し、「ちびまる子ちゃんはだから理解できる?」と推測した。日本とは時代の開きがあった10年ほどの前の中国だが、今や上海などの中国都市部は日本よりかなり先を歩んでいる。中国はホント動きが早い。いや、日本が遅すぎるとも言える。
話は変わって、企業派遣で海外に駐在する場合は、帯同家族でも海外赴任前に健康診断がある。国によっては、ビザ発給要件に赴任国の定める機関での健康診断書の提出がある。90年代半ばのオーストラリア。オーストラリア人に対する医療サービスの質を保つため(外国人がオーストラリアの医療施設を使うことにより、オーストラリア人が医療サービスを受けづらい状況を避けるため)、健康な外国人にしか滞在ビザが発給されなかった。定期的な通院が必要な慢性疾患がある方への就労・滞在ビザはかなり難しかった記憶がある(現在の状況は知らないので確認をお願いします)。私がオーストラリアへの帯同ビザを申請したのは、阪神大震災直後の大阪で、仕事が震災や退職直前でとても忙しかったためか、尿検査で蛋白が少し混じり、それだけで、ビザ発給がかなり遅れた。
話を戻して癌について。インドの帯同ビザには健康診断書の提出要件はなく、会社の海外赴任前の健康診断のみだったが、これで「乳がん」が問題?になった。この健康診断時に、既往・手術歴の欄に乳がんについて記載した。最後の医師の診察時に乳がんについて訊かれ、「ステージ0、非浸潤性乳管癌、術後治療なし、再発等なし」などと説明した。その医師は循環器が専門の良い先生で、「乳がんについては問題なしですね」といった反応だった。
この診断書が夫の会社の総務・人事へ。結構時間が経って「乳がんに関する診断書を出して下さい」と要請された。「えーと、私の帯同時期が夫より半年ちょっと遅れる理由に、左肩脱臼手術のリハビリにかかる時間と乳がんの定期検診時期を挙げたよね?乳がんサバイバーであることは前から分かっているよね?なぜ、引越し2週間前に診断書要請?」「えーと、診断書に何を書いてもらうの?あのね、ステージ0の非浸潤性乳管癌、術後治療なし、経過観察、と健康診断書に書かれている事項以外に何もないのだが」「福岡在住で、診断書を出せる病院は東京。えーと、診断書の申し込みは窓口で料金前払い。作成に短くても10日はかかる。東京までの交通費を会社が出すということ?出すとは思えない!」「なんで、今回は、「はぁ???」と思うことが多いの?組織改革のためか、コンプライアンスなどの会社を取り巻く環境の変化のため?」と呆れた。
「がん・癌」に対する一般の方々のイメージは、「がん=死、がん=抗がん剤」なんだろうな....と思いつつ、会社が海外駐在員や帯同家族のためにかける海外傷害保険は既往歴の疾病は給付対象外になると思うので、私がインドで乳がん治療をした場合の医療費の会社負担を考えた?」といった考えが頭をよぎった。書類が上がった時点で、誰かが「がん・癌」に反応したんだと推測した。
結局、会社は産業医に私の健康診断書を見せて相談したらしい。産業医の診断は「乳がんに関して診断書提出の必要なし。問題なし」だった。因みに、健康診断項目は全て異常なしだった。
「ステージ0の非浸潤性乳管癌、術後治療なし、経過観察」の私。再発リスクはゼロではないが、再発確率は他の臓器にがんが発病する確率と同程度と認識している。それでも、乳がん手術の既往歴があると、思わぬことろでちょっとムッとする対応をされる。
さくらももこさんの訃報に接して、思ったこと・思い出したことを書いてみた。さくらももこさん、心からご冥福をお祈り申し上げます。
今日のオマケは、ちびまるこちゃんの連載が始まった年?に行ったスペイン旅行。私は大学生。場所はガウディの作品群の1つバルセロナのグエル公園。
この場所はタバコのCMで有名にもなった。海外ロケのタバコのCMに時代を感じる。
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