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前回の投稿で「アーユルヴェーダでは、頭・心を休めることや心の開放(ストレスからの開放)が重要」と述べたが、このことをアーユルヴェーダやヨガで学んだ時、「だからインド人は忘れるのが得意?幼い頃から、習慣や信仰宗教を通して無意識に心を開放できる?」とふと思ってしまった。

以前にも触れたと思うが、チェンナイのインド人は様々なことを直ぐに心から忘れる。日本人ならば暫く忘れられないような重大なミスも重要な約束も悪気なくすぐに忘れる。ドライバーなどが大きなミスをして、怒ったり説教したりしても、早ければ翌日、遅くても数日後にはすっかり忘れる。「すぐに忘れるから体罰的な痛みを与える怒り方をする?」と街で見かけた光景を思い出しながら考えてしまったこともある。

もちらん個人差があるが、日本人と比べればお見事な健忘ぶり!それにイラっとしながらも、「あぁ、ここまで直ぐにすっかりと忘れることができたら、ストレスが溜まらないよね.....」と羨ましくも思った。富裕層に属すると思われるアーユルヴェーダの先生もご多分に漏れず、「何でそこまですっかり忘れる??」と時々呆れた。

繰り返しになるが、関連して。

私が若い頃に人気者になった長寿の金さん・銀さん。「長寿の秘訣は?」とインタビュアーに問われ、「良い事も悪いこともその日の内に忘れる」と返答。なぜか印象に残り覚えているが、アーユルヴェーダ・ヨガの理論からすれば、理にかなっており、金さん・銀さんがそれを証明しているように思う。

「人は常に様々なことを考えているが、その99%が不安や心配などのマイナス事項。これらが身体に与える影響は大きい。プラスのことを考えなくても、何も考えないこと・無になることだけでも免疫力が上がる。これは科学的にも証明されており、西洋医学でも瞑想が癌患者の治療法として取り入れられてつつある」と聞いたことがある。

福岡で通った気功クラスでも、「まずは自分が好きな美しい景色をイメージしましょう。口角を上げましょう。それだけでも、身体にいい効果があります」「最近は、不安になるような暗いニュースやテレビ番組が多い。そういった情報・ニュースを見ないようにする方がいい。重要なニュースは自然に入ってくる」と先生はよく言っていた。不安要因を回避する1つの手法だと私は思う。

認知症義母の介護をしている時、「認知症患者は忘れるのでストレスが溜まりづらい。一方、介護にあたる人にはストレスがもの凄くかかる。そのストレスの大きさの違いから、介護にあたる人の方が体調を崩しやすい」というったことを、介護関係のプロの友人から聞いたことがある。

いい意味で、インド人を見習わないと、と思ったり。インド人にはもう少し、日本人のちゃんとしている面を学んで欲しいとも思うが。

今日のオマケは家の近くの森林浴スポット



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