※タイトルは本の名前です。
2019年の巨人見どころについて記述がされている。
【1】2番打者について
昨シーズンは、坂本選手が2番を務めて、シーズン40本のホームラン。
リーグ優勝に大きく貢献。
そしてリーグMVPと大活躍した。
後ろを打つ丸選手と岡本選手と強力打線もあり、坂本選手と勝負せざるを得なくなった投手が打たれたということにもなる。
セイバーメトリクス的には、バントをすることで得点効率が上がるどころか下がるというデータがある。
今シーズンは2番打者に強打者を置くチームが増えている。
ヤクルトスワローズでは、オープン戦に山田哲人選手を2番で起用していた。
阪神タイガースは、昨シーズン1番を務めていた近本光司選手を2番で起用する予定。
矢野監督が現役時代に「2番打者に左の俊足バッターがいるときが厄介だった」と経験に則り2番打者を近本選手に置くことを決めた。
2番打者が試合のカギを握りそうな気がする。そこが機能することで初回から得点を挙げられる。
2番打者は初回に必ず回ってくるので、
1回表の攻防にも注目している。
【2】投手力
菅野投手と山口投手の先発2枚看板がいるのが大きいと記述されている。
山口投手は15勝と最多勝に輝いた。
菅野投手は途中にケガで離脱するも、先発として貢献した。
本書には「岩隈・上原のオープナー起用もあり」と記述があった、
両投手とも1軍登板はなかった。
上原浩治投手は5月に引退表明。
岩隈久志投手はイースタンで2試合登板。
岩隈投手が登板した試合を、たまたま東京ドームで観戦した。
イースタンの試合とは思えないほどの歓声が沸いた。
スポーツ紙でも、東京ドームで行われるイースタンの試合に登板することが報じられていた。
余談となるが、その日の試合は巨人vsファイターズの試合。
ファイターズの先発がロドリゲスという外国人投手だったが、ケガのため先発を回避。
そこで代わりの投手が先発することになり、その投手がハンカチ王子こと斎藤佑樹投手。
これには歓声と笑いが巻き起こった。
2019年のセ・リーグのペナントレースの結果はご存じの通り、巨人が5年ぶりのリーグ優勝を果たした。
シーズンオフにはリーグ優勝に貢献した山口選手がMLBへ移籍。
先初とリリーフ含めて、投手陣の整備が急務な巨人。
山口選手の抜けた穴は複数人の投手で埋めていく形になりそうだ。
2020年、巨人の戦い方。
打線の方は心配ない。
昨シーズンは1番打者と5番打者が固定できていなかったが、1番打者には吉川尚輝選手、5番打者にはパーラ選手もしくは、中島宏之選手が入ると思う。
中島選手は、オープン戦から好調で、このまま活躍し続ければ、昨年より強力な巨人打線となる。
心配なのは投手陣。
先発とリリーフに不安はある。
大江投手や高田投手のような若手投手が先発で登板して活躍するようになってくると、
投手の層は厚くなる。
昨年の戸郷投手のようなニュースターの誕生と
若手投手起用のベンチワークに注目している。