2019年シーズンにおいて、パリーグ最下位に沈んだオリックス・バファローズ。
中盤に最下位を脱出し、クライマックスシリーズ進出に希望の光が差し込んだが、ケガ人の影響もあり急失速。
それでも、若手選手が飛躍した。
一般的には年俸が上がる傾向として、「個人成績で好成績を残したケース」と「チーム順位が上位だったケース」。
この2つのケースが組み合わさって年俸が査定される。
単純に考えると、個人成績が年俸上昇に大きく寄与しそうだ。
ただ、最下位に沈んだチームでそこまで年俸を挙げるものなのか、と気になってしまった。
そのケースを挙げてみた。
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・吉田正 8500万円→2億円
・山岡 4500万円→1億円
・山本 4000万円→8000万円
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山本の場合、昨年はリリーフで結果を出して今年は先発で結果を出した。
個人タイトルを獲得したことも考慮すると、相応の年俸アップと言えよう。
山岡も、ルーキーイヤーから活躍し3年目のシーズンも規定投球回に到達し先発の柱として活躍していた。
最高勝率のタイトルも獲得。期待の意味も込めて年俸アップとなったのだろう。
この2人の選手に共通することは来シーズンから背番号が変わること。
山本は「18」、山岡は「19」と先発投手のエース格が付ける背番号だ。
「年俸アップ+背番号」は球団から選手への期待が高いことを示している。
そして吉田正尚。
1億1500万円アップ。
背番号の変更はなかったが、後に「9」を付ける可能性が高い。
今シーズンオフはロメロの残留の可能性もあったため、背番号変更はなかったが、来シーズンも活躍すれば背番号変更になると思う。
他にも自分の想定より昇給した選手がいた。
だが、榊原や近藤の場合は野球協約89条の2項により
「1軍登録選手の最低年俸は1430万円。1軍登録日数(1シーズン150日以上登録された選手の年俸は1430万円以上となる)に到達するまでは、1軍登録日数に応じ加算される仕組み」となっている。
2020年はケガ人がいなければ、2014年シーズンのように優勝争いするチームになると思う。
ちなみに、2008年、2014年はAクラス(ともに2位)。6年おきの法則であれば、好成績を残すであろう。