1点を争うしびれる試合だった。
トヨタが序盤の攻撃で4点をリードし、試合を優位に進めたが、
日立製作所も打線が奮起し同点に追いついた。
両チームとも前日も試合をしていて、疲労もあるだろう。
打ち合いの試合にあると思っていたが、中盤以降は両チームともスコアボードに「0」がついた。
試合を決めたのはトヨタの多木のホームラン。
打った瞬間、指を突き上げてホームランを確信した様子だった。
1点リードの9回には前日に続き、佐竹が登板。
三者凡退で抑えて、試合終了。
前日に4イニング投げた疲れを感じさせない投球内容だった。
連日、1点差ゲームを勝利し良い緊張感を保った状態で決勝に進んだトヨタ自動車。
この試合でも守りで、同点のピンチを凌いだり、相手の追撃を防いでいた。
本大会で4試合1失策と安定している。
対する相手は、これまでサヨナラ勝利3度と快進撃を進めたJFE東日本。
今シーズンから再加入した須田(元DeNAベイスターズ)は4戦4勝と勝利の男神っぷりを発揮している。
元DeNAベイスターズの選手としては、トヨタ自動車には細山田もいて、JFE東日本には補強選手として新日鉄かずさマジックの松本もいる。
元ベイスターズの選手が集結する形になったが、元ベイスターズの選手同士の対戦も見てみたい。