昔は先発した投手は、完投することが美学とされていた。
近年、投手の分業制が確立され、完投する選手も減ってきた。
それに伴い、シーズン200イニングを投げる投手も少なくなってきている。
昨年、日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、規定投球回に到達した投手がゼロだった。
現役選手に限ると、中日ドラゴンズの松坂大輔選手が72完投で現役トップの数字を残している。
個人的に完投と言えば、元広島東洋カープの黒田博樹さんが思い浮かぶ。
NPB13年間で76完投、MLB7年間では6完投だった。
完投する投手が減ってきている中、先発投手が完投する試合を見たときは、昔を懐かしく思い浮かべながら、投げ切った投手を称賛しているであろう。