ペナントレースでは、中6日で先発投手を登板させるが、終盤では、勝たねばならないチームに標
準を合わせて、中5日や中4日で投げることもある。
交流戦が24試合制になったことで、やや変則な登板間隔になることもある。
CSや日本シリーズでは、シーズン中、先発だった投手が中継ぎに回ることもある。
巨人の澤村投手は中継ぎに回っているが、先発での登板は来シーズンになるのか。
現在、先発の柱として固定しているのは、「内海・菅野・杉内」。そのあとに続くのが、「ホールト
ン・宮國」といったところか。
リーグ優勝が決まった後でも、リリーフ登板が続いている。
既に鉄壁リリーフトリオがいるが、それをカルテットまで拡大強化しようとしているのか。
そうなると、先発が5回まで投げた時点でリードしていれば、1人1イニング抑えるという計算になる。
日本シリーズでは、先発は4人いれば足りるし、先発が5回を投げた時点で勝っていて、後はリリ
ーフカルテットに任せれば、先発は中4日でも負担が少ないはずだ。となると、澤村投手は日本シ
リーズを見据えて、中継ぎで固定されていたのではないだろうか。実際、リリーフでは好投している。
実際のところ、若手投手への先発の機会を与え、育成に注いでいたようにも見える。
投手の分業制が確立しているなか、黒田博樹投手のようなミスター完投といえる投手がみてみたいものだ。