Going my way ~大島→江ノ島泳断チャレンジ~ -27ページ目

2011/09/17

順調に進んでます!開始から七時間。風は落ち着いてきましたが、ウネリはジャンキー。1ストローク毎にかく角度を変えて、少しでも波に乗れる様に泳いでいます!

2011/09/17

Going my way  ~大島→江ノ島泳断チャレンジ~-DSC_0179.jpg

みんなクラゲの洗礼を受けてます!開始からもうすぐ三時間!順調です!

スタートしました!

スタートしました!泳ぐ下を海亀が通過!感動!

今の想い

いよいよ明日7時にスタート!

台風の接近が心配される。
しかし、幾度と無く、船長やクルーとMTGを行い話し合う事で
何とかスタートを切る事が出来そうだ。

延期案もあったが、日本のはるか南海上には既にいくつかの熱帯性低気圧がある。
今の高い海水温を考えると、今後更に台風が5個程度出来る事が予想される。
つまり、前門の虎、後門の狼と言った状態。
であるならば、リスクコントロールを行い、(ベストではない)ベターケースの中でも
最善を尽くす事が重要だと判断した。

(明朝、最終案をクルーから聞くが)
明日は少し作戦を変更する予定。
あまり南下せず、ほぼストレートからチョイ下を狙い、泳ぐ計画。

と言うのは、海水の下は黒潮の影響で南から北に向かって流れているのだが、
表水面は風の影響で北西から南東に向かって流れている。

つまり、中和まで行かないが、黒潮の流れを受け難い状況を期待できる。
少なくとも今日の試泳では、流される事なく行きたいルートに向かって泳ぐ事が出来た。

台風と言うピンチを、少しでもチャンスに変えるべく
皆で、新しいプランを考えた。

そして、勝負は最初の24時間。
ここでどこまで進めるかが最大のポイントになる。

30分交代にすることで、それぞれのトップスピードを繋いで、台湾を目指す。
本来であれば10kmを2時間30分かからずに泳げるメンバーだが、
多少向かい風を受ける事もあり、10kmを3時間では泳げるだろうと予想している。
すると24時間では80km進む計算となる。

与那国島と台湾の直線距離は約111kmだから、理論上は残り約30km。
そこまでうまく行くとは思わないが、もしこの位置にいる事が出来れば
仮に台風がより接近しても、逃げ切れる可能性が高い。

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自然相手は何が起きるかわからない。
でも、過去の大島チャレンジを通し、「その現場にいるからできる判断がある」事を学んだ。

怖いから何もしないのではなく、リスク管理を徹底し、まずは現場に行って、そして
周知を集め、次の一手を模索したい。

人間は自然と共に生きている。
自然を排他することは出来ない。
であるならば、自然の怖さ、厳しさを知った上で、
畏敬の念を持って、共存の道を模索したい。

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明日の今頃は船の上で星空を見上げながら泳いでいるのだろうか。
めげそうなぐらい、怖い思いをしているのだろうか。
輝く星空に感動しているのだろうか。

どんな状況かは分からない。
でも、笑顔でいたい。

交感神経ではなく、副交感神経が優位になり、
仏像の様な笑顔となれるゾーンに入れていれば、
成功に一歩近づけると思う。

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真の敵は自然ではない。
高い波でも、強い風でも、速い潮でもない。

何をやっても、その迷い、恐怖、不安は自分の心の中にある。
欲や執着が自分の気持ちを一喜一憂させる。

自分の心は海の底に沈め、
波の音、動きと調和できれば、ゼロの境地に入れる。

ゼロになったら、あとは命を燃やすだけ。
きっと沢山の想いが背中を押してくれる。
ゴールへの道は海が導いてくれる。

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偶然にも今日は泳者6人が風呂で一緒になった。
男6人が真っ裸。
星空を眺めながら、それぞれの想いを語った。

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3月に計画を建て、突っ走った半年が明日でスタートとゴールを向かえる。
今は気負いも、不安も無い。

とても落ち着いた時間を気持ちよく過ごしている。

この想いを、そして集まった若者達のエネルギーを、
全てを胸に台湾に向けて泳ぎだしたい。

笑顔で台湾に行きたい。
そして、ありがとうと伝えたい。

それが、新しい道のスタートなる。


NEVER SAY NEVER
鈴木一也

実施方針について 9月15日

実施について
https://www.youtube.com/watch?v=bR7ARfP6G48&feature=youtube_gdata_player