【珍道中】SUP100kmの冒険 ③
スタートしてからしばらくすると傾向がわかってくる。
基本、湾になっている地形を抜けるとき、最初は向かい風
中間は西風、そして次の岬に到着する直前は追い風となる。
向かい風は本当にしんどい。
漕いでも漕いでも進まないからひたすらパワーパドル。
怖いのは中間。
うねりはジャンクだから、波と板の隙間が常に発生する。
そして、数分に一度の突風で何度も何度もひっくり返っては板が飛ばされていく。
リーシュコードが無かったら、板は流されていた。
また、岬に近づく時も注意は必要。
ウネリが岬にぶつかり、跳ね返ってくるので
あまり近寄らないこと。(はまってパワーを使う)
でも、岬に寄ったほうが風は順方向になってくるので
そのバランスをとるのが難しかった。
最初に見えた町。
漕いでも、漕いでも陸は崖続き。
そしてはまった長時間の向かい風。
あの岬を越えたら、伊東にならないか。。。?
と何度期待したことか。
これも、伊東への岬ではなかった。
先を行くあつし。
海にはあつし、けんた、俺の3人だけ。
なんとも贅沢な時間。
やっと見えた城ヶ島。
崖の上にはたくさんの観光客がいた。
久々に自分たち以外の人間を見た。何か新鮮だった。
向こう側は人間社会。
こちらは原始社会。
そんな感覚。
ちなみに上から撮影の画像がこれ。
でも、こうやって見ると雄大な自然の中
生きている。って感じしませんか?
風もやっぱ強かったな~。。。
さて、水面から見ると、また世界は変わってくる。。
カナダっぽい?というのか日本にもまだ、こんな場所があるのかと考えさせられる。
ちなみに、途中からリュックを背負うのはつらくて
板の上に置くようになった。
ダウンウインドで板から落ちてしまい、もうとりに戻れない。。。
って環境なら背負うけど、向かい風だわ、潮は動かないわの、苛酷環境ではこれが正解。











