大会を終えて
本日をもって全日本ライフセービング室内選手権が終了しました。
昨日も書きましたが、自身は大会5連覇&日本新記録を達成する事が出来ました。
複雑な想いで臨んだレースでしたが
今は何気に満足感で一杯です。
なぜ、満足か?
やはり、自分の記録を更新できたからだと思います。
前に出したタイムは33.3秒という記録。
これは2005年のアジア大会@香港で出した記録でした。
そして、今回のタイムは32.8秒。
このタイムは何気に良いんですよ
そして、24歳の自分に勝てたこと。
これって、成長ですよね
さて、ここからは後輩へのメッセージです。
これを読むライフセーバーの皆さんに覚えておいてほしいのですが
俺理論&仮説で
マネキンキャリーと言う種目は
STEP1:キック力強化
STEP2:+上半身強化
という流れで速くなるはずです。
おそらくSTEP1では37秒→33秒まで引っ張れるでしょう。
そして33秒の壁をやぶるには「+上半身強化」です。
注意して欲しいのは「いきなり上半身から入ってはいけない」という事です。
マネキンキャリーのフリースタイルと言う性質上
ストロークしている手のリカバリー時、推進力を加えられるはキックだけです。
また、違う面から見ると、マネキンは常に一定スピードで動かし続けなくてはいけません。
STOP&GOでは慣性の法則上、不利なんです。
だから、ベースでのキックが重要です。
マネキンが速くなりたい方は、徹底的にキックをやって、34秒の壁を「まず」破って下さい。
そして
その上で次の扉。
まさに自分が今回開いた扉なんですが
33秒を破るには、やはりストローク強化に戻るんです。
今回、僕はマネキンを全く触っていませんでした。(昨年のドイツから触らず、前日に10分持ったぐらいです)
なぜ、タイムが出せたか!?
冷静に振り返ると、今までとの違いは後背筋がUPした事しかないんです。
練習はアウトリガーカヌーをずっとやっていました。
また、その前の週は20Kmスイムをやりました。
その結果、体重で言えば、+5Kgぐらい、背中を中心に上半身がでかくなっています。
その背中があったから、新しいスタイルが確立できたのだと思います。
全日本キャプテンの林さん曰く、「プッシュが外人ばりだった」との事です。
面白いものですね。
ライフセービングと違うトレーニングをやっていたのに、ライフセービング競技が速くなった。
COCCマサさんが言っていた「クロストレーニング」の重要性を再確認しました。
スポーツアスリートの基本原則で言えば、こういったノウハウをしゃべる事はきっとNGです。
武器をばらす様なもんですからね。
でも、何でしょうね。
僕は最近、その方が自分も成長できると思っています。
うまく言葉に出来なくてすいません。
でも、何かその方が僕らしいと言うか。
そのレベルの上がった世界にドキドキしたいんですよね。
そして、そうすることが、STEP3の扉を開く糸口になると感じています。
楽しみです!
最後にですが
応援してくださった会場の皆様、ブログの皆様。
ありがとうございました!
差し入れしてくださった岡田さん、ありがとうございました!
お陰様で、無事笑顔で終えることが出来ました。
これからも応援よろしくお願いします!