昔、実家では読売新聞を購読していました。
読売新聞の日曜版で連載されていたマンガ『あたしンち』が大好きで、日曜日が来るのが楽しみで楽しみで。
実家を出て一人暮らしをしてから『あたしンち』の連載は読めなくなったし、結婚後は夫の強い希望でずっと朝日新聞なので、最終回までは単行本を買い揃えて読みました。
買ったマンガは断捨離でたびたび売ってきたけど、『あたしンち』は絶対に売らなかった。
(作者けらえいこの他の作品は全部売ってしまいました…)
AERAで新たに『あたしンち』の連載が始まったことは何かで見て知ったのですが、なんとなく読まず・買わずで長い時間が経過してしまっていました。
んで、買ったんですよ最近。
『あたしンち SUPER』単行本2冊。
AERA掲載分の完全新作。
コロナとかスマホとか、物語の舞台がすっかりリアルな今の時代に変わり、タチバナ家・母のおとぼけっぷりも以前とは方向が違ってしまい、若干わざとらしくなっていました。
年齢や学年は進んでいないのに、みかんもユズヒコもやたらと物分かりがよくなっているところにも、ちょっぴり違和感が…
しかしクスっと笑えるところは相変わらずたくさんありましたし、気になって仕方がないみかんの恋の行方も、岩木くんがほんの少しだけ出てきたので、この先が楽しみになりました。
総合的に見て大満足です。
さて。
記事のタイトル
「人生はハンカチ落とし」
とは何かと言いますと、
『あたしンち SUPER』にあった、タチバナ家・母の言葉です。
今いろいろと悩みや迷いがある私に、ストレートに刺さりました。
鬼にハンカチを落とされたら、「え?なぜ私に…」なんて思わずに、ためらいなく走り出せ。
ということです。
うん。そうするよ。
結局走らなきゃいけないのなら、何も考えないでやるしかないよね。
ウジウジ考えこんで止まったら、ゲームはそこで終わってしまうもの。
『あたしンち』大好き。
でもあれだね。
もう私、たぶんタチバナ家・母よりも年上なんだろうね…