長々と綴ってきましたが、高校卒業後のことを書いて、終わりにします。


高3の話に出てきたMちゃんの体操部グループに、Aさんという子がいました。

Aさんは、Mちゃんと違って家庭環境には恵まれておらず、私と学部は違うけど同じ国立大学の二部を受験して合格しました。


大学生活で最初から友人がいて、こんなに心強いことはありません。

高校を卒業した春から長い間、主にこのAさんと共に行動して過ごしました。

私が大学をドロップアウトしかけた時に、ずいぶん心配して「試験だけでも受けたら?」と言ってくれたのもAさんでした。

そのおかげで、丸一年大学に行っていなかったのに留年が半年で済みました。


大学で出来た友人にも、Mちゃんほどではないけどグイグイ私にアプローチしてくる子が1人いました。

なんと今でもそれが続いています。

会おうよ会おうよ言われます。

いい加減、会おうかな…


ここまでのぼっち話、いかがでしたか。

自分で整理してみて、どう考えても自分が悪いことに気づいてしまいました。

少し勇気を出して、自分から友達作れば良かったんじゃないかと。

当時の自分にはそれが難しかったからこうなったわけですが、もうちょっとどうにかできなかったのかねぇ。


そして、いつの時代も私に声をかけてくれる子、付き合ってくれる子がいたことに、感謝しかありません。

こんな自分にも、よくしてくれる人が大勢いたんだもの。

最悪だ最悪だと思っていたけど、決して悪くない半生なのかもしれませんね。


最後に。


自分から話しかけたりできず、友達作りが下手くそすぎる暗い子供が大人になって、どうなったか。


ここまでのぼっち話に何度か登場した、小学校時代からの友人・Hさんに言わせると、今の私は

「うらやましいほど社交的」

なんだそうです。


確かに、知らない人と話したり、新しい交友関係を結んだりするのは上手くなったと思います。

今はとても人付き合いが楽しいです。

大変な変わりようです。


そうなったのはなぜか?


人生の基盤である家庭生活が、今幸せだからだと思います。

夫と息子に感謝したいです。


おわり