続きです。
⑤中学校1、2年生時代
ふたつの小学校から生徒が集まる中学校に進学しました。
クラスの半分は同じ小学校の子ですが、あとの半分は全く知らない顔ぶれ。
私が通っていた幼稚園は西日本一のマンモス園(在園前後の数年間だけですが)だったので、小学校は違うけど幼稚園で同じクラスだった、という子も数人いました。
最初のクラス分けには多少の配慮が加えられるようで、中1のクラスには小学校時代の仲良しの友人がいて、すぐにグループができあがり、スタートとしてはまずまず。
ただ、仲の良い子が休んだりすると途端にぼっち危機が訪れます。
教室移動も多くなり、群れていないと浮いてしまいます。
女子はトイレに行くのにも群れるのが普通。
しかし私は「トイレごとき、ひとりで行けるだろ」という考えだったので、誘われたらついていくけど自分からは誘いません。
そういうところでも浮き気味に。
そして、中学からは部活がスタートします。
小学校の必修クラブとは違う、密な世界。
私は小6の時に「うちらと付き合わん?」と言ってくれたYさんと一緒に、ヌル〜い文化部に入りました。これが大きな間違いでした。無理にでも運動部に入っておけばよかったと、のちに後悔することになります。
登下校も大問題。
そもそもの子供の人数が多いので、誰もが複数人で歩いています。
ひとりでいるとめちゃくちゃ浮きます。
中学の3年間、朝はYさんらと数人で登校していましたが、下校は部活の関係などでひとりになることが多くなりました。
これはなかなかキツかった。
例え複数人で一緒に歩いていても、うまく会話に混じれなかったり、私だけがひとりで後ろからトボトボとついていってる感じだったり。
そこそこ人気があった小学校時代が嘘のように、自信をなくし、周囲の環境にストレスを感じ、体調もなんだかおかしくなって、じわじわと精神的に追い詰められていった2年間でした。