ネットサーフィンしていて、たまたま目にしたWebマンガが、作者の中高生時代の「ぼっち」をテーマにしたものでした。
ひきこまれる内容だったので一気に読んで、なんだか思い出したくないことを思い出してしまいました。
人生の合間合間で、自分がぼっちだったことです…
私の集団生活の歴史を、数回に分けて振り返ってみたいと思います。
①幼稚園時代
まずは私の基本スペック
「家庭で母親にイジメぬかれ、兄や弟とも諍いが絶えなかったので、気が強い。体格がよいため力も強い。物事全て斜めから見る。素直さゼロで性格悪い。とんでもなく口が悪く、同年代の子供に比べてかなりマセている」
幼稚園時代からすでにそんな感じ。
同級生たちは赤子同然。
クラスの男の子数人を従えてエラそうにしてたような記憶がうっすらとあります。
女の子の友達もたくさんいて、親友と呼べる子もちゃんといて、絵が得意だったので一部の子たちからは人気がありました。
よく「犬、描いて!」とか言われて囲まれていました。
ぼっちだった記憶は一切ありません。
しかしこの頃の通信簿は、「優しさがありません」的な担任のコメントで埋め尽くされており、幼稚園の先生の観察眼ってえげつないなと感心しきり。
マンモス幼稚園で、ひとクラスの園児50人くらいいたのに、先生よく見てる。
通信簿に書かれてること、全部当たってるんだもの。
「同級生よりマセてる貯金」がまだまだ潤沢だった幼稚園時代でした。
②小学校 1、2年生時代
周囲の子たちは幼く、私の天下が続きます。
男の子にもまだまだ勝てる。
低学年ってたいてい、優し〜い先生が担任になるので、何かとごまかしが効きます。
私の悪行の数々はバレず、学業成績が優秀なため優等生でいられました。
友人はたくさんいて、ぼっちシチュエーションは皆無。
③小学校 3、4年生時代
怖くて鋭い中年女性が担任に。
そう。小学校の中学年は、そろそろ世間の厳しさを叩き込まれる時期なのです。
だんだん私の「おマセ アドバンテージ」も、保つのが難しくなってきました。
このあたりから徐々に、おマセよりも「面白い子」でいることで人気を得る方向へと舵を切り始めます。
人を笑わせてなんぼ。
まだまだ女の子たちからは好かれ、友人も多く、ぼっちシチュエーションはゼロ。
④小学校 5、6年生時代
女子の世界がややこしく、難しくなってくる頃ですが、私の時代は今の子と比べるとまだまだ幼く、子供っぽい子が多かったように思います。
それでもだんだん友人関係は「浅く広く」から「深く狭く」に変わっていきます。
固定のグループに属するのが当たり前になり、そこを抜けるのは至難の業。
まず完全に所属グループと決別してから、次のグループを探すのが当時のセオリーでした。
小6の時、私は初めてのぼっちを経験します。
仲良しグループで放課後ちょっと遠くまで遊びに行った際、些細なことで言い争いになり、私はひとり家に引き返してしまったのですが、その翌日からグループの子たちと距離ができ、気まずいムードになって、お互い無視するようになりました。
もうあのグループには帰れない。
そのまま1日か2日、ぼっちだったと思います。
ただ、当時まだ「面白い子」を演じていて女の子に人気があったので、ぼっちな私を見たクラス内のふたつのグループの子(Sさん、Yさん)から、「うちらと付き合わん?」と、声がかかりました。
どちらのグループも悪くないと思いましたが、とりあえずSさんのグループに属することにして「いいよ」と返事をしました。
新しいそのグループで数日過ごしたあと、なぜか元いたグループとは自然に仲直りして、何事もなかったように出戻り、そのまま小学校を卒業しました。
私の友人関係、黄金期はここまで。
ここから先は辛い記憶の方が圧倒的に多いです。
小学校までと中学校からでは、集合写真なんかを見ても明らかに人相が違う。
それくらい酷い。
暗黒時代の幕開けです。