検査結果が出るのはGW明け。
10日以上もあります。
もう半分がんと決まったようなものなので、気分はどんより。
でもまぁ、そこそこ楽しく明るく、いつも通りに受診までの日々を過ごしました。

GWが明けて、いよいよ受診日。
いいと言っているのに夫が仕事を休んで一緒に行ってくれました。
私はペーパードライバーなので、夫に車で連れて行ってもらえるのは正直嬉しいニコニコ
ただ夫は身内にがんの人がいない家系で生まれ育っています。
私よりショック受けるんじゃないかとヒヤヒヤ。
(私の方には母の他に伯父や従姉妹など数人のがん患者がおり母以外は亡くなっています)

順番が来て、夫と一緒に診察室へ。
すると、いつもと違う光景がひとつありました。
この病院、注射やその他の処置がない限り診察室で医師のそばに看護師さんがついていることはありません。
なのに今日は一人の看護師さんが先生の後ろにずっと立っていました。

夫が一緒なのを見てちょっと安心した様子の先生が話し始めます。
「やはり、悪いものでした。乳がんです」
ほうほう。それでそれで。
その先が気になって仕方ないのでショックも何もなく、身体は前のめりに。

先生のお話を総合すると、
 腫瘍の大きさ約2.5センチ
 ホルモン受容体陽性
 HER2陰性
 増殖力は低く比較的大人しいがん
 エコーで見る限り脇のリンパに転移なし
 よってステージは2a
 これからいくつか検査をして、
 その結果を見て治療方針を決める。

ふんふん。わかった。

淡々と聞いていたら、後ろでずっと立っていた看護師さんを紹介されました。
「乳がん認定看護師」さんだそうです。
何でも相談して良いっておねがい

先生の診察が終わると私と認定看護師さんだけで処置室に移動して、一対一でお話。
不安はないか、先生に言いづらいような質問はないか、親身になって聞いてくれました。

夫はこの告知で案の定ショックを受けて目つきが変わっていましたが、私は特に感情の波はなく平常心でした。
実はしこりの発見から今現在に至るまで、私一度も泣いていません。
これ、良くないと思ってます。
我慢しているつもりも頑張っているつもりもないのに、泣けない。
どこか別のところにしわ寄せが行きそうで怖いです。