記事がリアルタイムに追いつくまでは、大げさなタイトルで書きたいと思います。
今から約30年前、私が中学2年生の時、母親の乳がんが発覚しました。
当時のことはもうあまり覚えていませんが、母は右乳房を全摘して今も元気です。
母親が乳がん。
娘である私は、そのことをもう少し重く捉えておくべきでした。
去年乳がん検診を受けなかったのも、がん保険に入っていなかったのも、今は後悔しています。
2017年。
4月も終わろうかというある日。
パート先でフンフン機嫌良く座り仕事していたら、何となく左胸がチリチリします。
立って違うことをはじめると気にならなくなる程度の感覚ですが、はて、このチリチリは一体何?
こんなのは初めてです。
その日の晩、入浴時にふと昼間のチリチリを思い出して、左胸を揉んでみました。
上半分〜中央部分は特に問題なし。
でも下からグッと持ち上げた時、手から脳天に向けて衝撃が走りました。
「なんかある!」
「なんやこれ!」
あ、グッと持ち上げたって書くと巨乳みたいですが違います。私、貧乳です。
下から手のひらで触るとすぐにわかるくらいの、大きなしこりがありました。
こんな大きさの物体に、なぜ今まで気づかなかったのか。
これはヤバい。
その後の告知とか手術とか、かなり淡々と(平然と)受けて看護師さんにビックリされた私ですが、しこりを見つけたこの瞬間の衝撃は、それはそれは大きなものでした。
なぜなら、私が乳がんの母の娘だからです。
しこり=乳がんなんです。
きっと良性!なんでもない!とか考える余地が脳内に微塵もありません。
衝撃は大きいのですが良い面もあります。
「すぐ病院に行かないと!」
「早く取ってもらわないと!」
という思考に直結するからです。
母の傷あとをずっと見てきて目は慣れているし、怖くない。
母にできたことなら私にもきっとできる。
現実逃避している暇ないわコレ。