普段意識していなくても、我々の心理にしっかり根付いてしまっている概念の中に


言霊(ことだま)


ってもんがあるじゃないですか。


言葉に発したことが現実に起こってしまうというアレです。



例えば野球の試合なんか見てて、



序盤の時点でひいきのチームが7対0の大量リード

普段全然打てなくてボロクソに野次られる某選手も
この日なんと3本目のホームランをかっ飛ばす始末

まだ5回の表の攻撃に入ったばかりですが、
スタンドで観戦している我々はもう お祭り騒ぎ なんて状況で


「ガハハ!堂林
(←)が3本もホームラン打ったけぇ!こりゃ大雨降るぞ

「やめぇ!縁起でも無いわ、いま大雨なんか振られたらノーゲームになって全部帳消しにされてまうわ!ガハハ」

「そらかなわんのう、ガハハ」

「ガハハ」




とか、

いかにも野球好きのおっさんがしてそうな会話でしょ?


この

縁起でも無いことを言うとそれがホントになってしまうから駄目!っていうメンタリティが言霊信仰の一例ですよね。



でももちろん

人間の発言によって大気の変動が起こり雨が降るなんて現象は合理的に説明できません。






むりやり説明するとしたら、

実は降雨発言監視委員会とかいう闇の組織が
地域の至る所にエージェントを300万人くらい派遣していて
「雨が降る」と発言した人間の存在をキャッチするやいなや
その位置をGPSで測定してヨウ化銀を搭載した人工降雨ロケットを
即座にブチ上げて雨を降らせるんだよぉ~


くらいの事実が存在しなくてはいけません。





って、





あるわけねーだろ!




でもなんか心情的にシックリくるものが在るんですよね~、
しっかり根付いてます、言霊信仰。




んで先日

世界的なアーティストが来日公演するってんで行ってきたんですよ、国立競技場。

そうです開場直前に中止が発表されたアレです。


「あっちゃ~、病気じゃしょうがねえな~、しかし急にヒマになってしまったな。どうすべ?」
「渋谷でユーノの企画あるからそっち行くか」
「それだ!toitoitoi出るしな!」

ってことで急遽連絡して会場に乗り込んだんですよ。


入ってすぐtoitoitoiの二人とバッタリ会って

いや~どもどもあざすあざす、的な再会を喜ぶ空気のなか、



ポールを見損ねた我々に物真似のサービスをしてみせるも全然似てないポル越くん、


ご機嫌でこう言ったんです。


「ポール中止とは残念ですね~。ま、僕たちの場合はライブ飛ばしたことだけは一度もありませんからね!」

「それは立派じゃ!ガハハ」

「ガハハ」










そしてその数日後。。。





















言・霊・発・動





ライブを飛ばしたことは無い!と豪語した直後に1ヶ月以上の休止、キャンセル宣言…




やはり闇組織は存在していた。。。





これはショックでした。



過去に何度も
一瞬で満場の人々の心を鷲掴みにしてしまう
魔法のようなシーンを観てきた、
あの声が失われてしまうかもしれないとは!


周りでも多くの人が心配したり残念がってるなか、


本人はさぞかし辛かったと思います。



歌を歌わない岸川なんてただのサイゼババアとの箴言に
周囲は唸ったりもしたのですが、そのサイゼババア、


今回の危機的事態に対して
冷静にそして勇気を持って立ち向かってくれました。


専門の病院にて即手術、そして約1ヶ月のリハビリ。声を出せないので筆談です。






このへんの辛くて厳しいリハビリ中の記述、


狙ってお涙頂戴の美談風に仕立て上げたかったんだけど


なんか写真がやたら楽しそうなんで駄目だ、台無しや。笑


サイゼババアの人徳でしょう。


しかしこうして

やたら楽しそうな(笑)リハビリ期間を経て

最短の治療期間でしっかり復活してくれました岸川!


良かったです、ホントに。




そして今回のわたくしの企画

休止せざるを得なかったいくつかの素敵なイベントの個人的なリベンジの意味も込めて歌ってほしいとお願いしました。

分かる人には分かってくれると思いますが、
その状況は揃っていると勝手に思っています。



toitoitoi、またロックしてくれます。

2014年8月20日(水)

池袋Adm
「またロックするよ」

出演:
ずぶぬれシアター
韓流セレブレイト
ThreeQuestions
toitoitoi
よのっしー天覧バンド

DJ嫁の金
フード:
キャナコ屋Cafe&Bar Loin D'ici

展示:おゆみの書


宜しくお願いしますm(_ _)m