最近、自分軸について述べていることが多くなってきたが、勘違いしてはいけないことが自己中心的になってはいけないことである。私は、物事が上手くいっている時に、自分のことを棚に上げて、自分の思い通りにならないと不機嫌になっていく体験をしたことがある。その時の私の考えは本当に傲慢で、自信だけは満ち溢れているのである。自信があるのは良いことなのだが、自分はできると信じ込んでいるため、足りない能力や知識があっても、それを埋めよう、向上させようとする意識がないのである。挙げ句の果てには、他の人の足を引っ張ってるのを自覚しているのにも関わらず、今の自分を否定したくないので、努力はせず自身だけみなぎる状態を保とうとする。そして、自分に不都合なことがあれば、自分に有利になるような言い訳や解釈をするのだ。今まで生きてきた中で、人間の1番嫌な部分を経験したと思う。そうならないためにも、自己分析を繰り返して、自分を律することが大切だ。そして、もう一つ大事なことが周りに感謝することである。周りに感謝して、それを示すためにしっかり行動に移すことが大切なのである。今日はある人の研究のために、その実験に参加してきた。私の感覚では日頃からお世話になっている感謝の意として、ボランティア精神でやらせてくださいと思って、その研究に協力した。しかしながら、謝礼が出るというのだ。私個人の意見としては、お金が欲しかったわけではないのだ。さらに参加すると、飲み物などを用意してくれていて、とても感謝されるのだ。話を聞いてみると、その研究に携わってくれる人が予定などが合わなかったりして、なかなか人数が集まらないらしい。なので、参加してくれたことに関してとても感謝していると言われた。私としては、思ってもないほど感謝されてとても清々しい気分だ。この経験を得て思ったことがある。お金を支払うということは、支払う相手への感謝を示す行為であるのだ。つまり、周りの人へ感謝の意を行動で示し、その結果、その人にとってその行動が役にたつものであれば、お礼としてお金を渡すのである。なので、ただお金を稼ぎたい大金持ちになりたいと思っているだけではなかなかお金を手に入れることはできないと思う。少なくとも自分の場合は、他者に何かしてあげた結果、喜んでもらえる時が1番嬉しいのである。もちろん生活のために稼ぐことは必要である。しかし、自分を過大評価せず、今の自分が生きていることに感謝し、周りに感謝し、いつなんどき誰かが困っていれば、手を差し伸べられるよう、その時に備えて自分の能力を向上させるためにひたすら日々の中で努力することが重要だと思った。