口蹄疫関連の続き>


 本日までの宮崎県庁の発表を見ても、

いまだに口蹄疫の拡散は続いている。 


ただし、先日からの流れとして、特定の地域内の

発生にとどまっている(ように見受けられる)ことは、

防疫体制が整いつつあるのだということが

言えるのかもしれないが、


発生自体における初動体制(封じ込め)という点では、

大きな疑問がある。



現在の防疫体制は、その当該地域内からの

拡散を防ぎ地域内に抑え込もうとしている。 

 

 手短に言えば、その地域を犠牲にして

他地域への拡散を防止している判断できる。



 このままの防疫体制をとっていれば、

感染拡大を防止できる可能性は高いが、

一方で該当する感染地域内においては

農家の全滅の可能性があるのではないか・・・。



これからの防疫体制が、現在の発生地域内でのこれ以上の感染

拡大をも考慮して実施されて行くのか、その辺りの動向を

注意深く分析していこうと思った。




TVのニュース画面の中で防疫員が作業している場面を見る

機会があったのだが、防護服着用の方法に関して

非常に問題のある防疫員がいるのを発見した。


思うに、防護服に関して「着用」から「廃棄方法」の見直しまで

徹底を図る必要があるのではないだろうか。


少し気になることがある。


宮崎県及び県境の口蹄疫の移動制限区域が現時点で

2つの範囲内で限定されている、その中で急激に発生確認及び罹患

が起こっていると思われる現象について少々疑問を感じているが、


その中で、もしかしてと…思う事をここに記する。


家畜衛生保健所の防疫員あるいは獣医師の立入検査時の

服装、特に「長靴」の使用後の処理について考えてみよう。


当然のことながら専門家であるだろうから、

装備の点検は怠っていないと思うが、

特に長靴の「裏面(裏底)」について、

表面的に見えている泥などの汚れの


他に、病原体の拡散について防疫の観点で

どのように処理しているか、もう一度ご確認いただきたい。


長靴の溝の奥深くに入ったウィルスは表面を消毒しても


死滅するとは限らない。


理想を言えば、長靴といえども1回の立ち入りにつき

回の使い切りとすることが望ましい。

コストの面から考えると不可能に近いと思われる。


そのため、対策の方法として



(1)立ち入りの回数を制限する

(2)1回立ち入りに使った長靴は、原則として捨てる

(3)1日の立ち入りについて複数個所の立ち入り検査を行う場合には

  長靴を履き替える


などの対策が必要と思われる。


私見ではあるが、特定の地域で集中的に

起こっていることの、大きな原因の一つに長靴による

感染拡大が起こっている可能性があるのではないかと考える。


以上について、コメント(ご意見等々)があればお待ちいたしております。









口蹄疫の報道に関して、何かおかしい。



九州宮崎で口蹄疫が発生以来、報道機関各社の


動向を追っていたが、報道規制の重要性は認識


するが、事の重大性を考えればどこかの報道機関が


特集を組んでもおかしくない状況にあるのにも


かかわらず、報道機関各社が見事なまでに


横並びの報道を行っていることに驚きを禁じ得ない。




いま、宮崎で起こっていることを報道機関だけ


ではなく、国民一人一人が


問題意識を持つ時期に来ているのではないか。