骨折から1ヶ月

今朝、右手で珈琲を淹れることができました。
コーヒーの美味しさのポイントは最初の蒸らしにあります。
その微妙な量をコントロールするのは、やはり利き腕の仕事。
自分の思い込みもありますが、今朝のコーヒーは我ながら満足の味でした。
とは言っても、完治まではほど遠い状況。
さっき撮ってきた紅葉の写真、スマホを上に向けられないのです。

しっかり、左指が映っています。
アベノミクスに騙されるな!
衆議院が解散だそうです。それに併せるように、メディアを利用し、消費税の延期、小学校1年生の35人学級継続等、受け狙いのニュースが流されています。
アベノミクスに限った事ではありませんが、今の政府が目指す本当の姿はどこにあるのか、しっかり考えてみたいものです。
沖縄県知事に翁長氏が当選した後、菅官房長官は翁長氏を『共産党中心の革新候補だ』と批判していたという記事を読みました。
この発言は、「共産党」と言えば一般の人々が思わず身構えたり、嫌悪感を抱くという心理を見事に利用したものと思います。私も警戒心を抱く一人かも知れません。
そのような心理に至る経緯には、当然自分の生きてきた社会、学校教育、そしてメデイァがあります。以前、「洗脳」について触れましたが、明治期以降の国家主義体制、そこに行きつくでしょう。

菅長官の発言から連想したのは、森永卓郎の次のことばです。
こう言うと、『森永、お前は共産主義者か?』と言われそうですが、あいにく私は、革命を起こして政権を転覆させるような物騒な思想は持ち合わせていません。(森永卓郎著「騙されない!」ための経済学:PHPビジネス文庫P.203)
解散の大義名分の年金のための「消費税」について、森永氏は「財源を税金にすることを断然支持します。それも消費税ではなく、金融資産課税や法人税率の引き上げなどでお金持ちから取る。そうすれば年金の財源問題なんて、あっという間に解決します。」(同:P.159)と述べている。
アベノミクスでは、法人税を引下げ、非正規雇用の枠を更に拡大しています。これは、格差を一層拡大させるだけです。私は、アメリカの市場原理主義至上の新自由主義より、人間を大切にする西欧型の持続可能な社会を目指すべきだと思います。
そんなことから、これからもスウェーデンの社会づくりを少し勉強していきたいなと思っています。
何でこんなことを?と自分でも思うのですが、震災で壊滅した地域(ほとんど一次産業の地域)の復興のためには、持続型の社会を作っていくしかないと思うからです。
復興中の地域には直接役立つことはできませんが、一票はそのような方向で投じます。
それにしても、日本共産党はこのような自民党が圧倒的な政治状況の中にあって、他の野党と力を合わせられないのでしょうか。
孤高な党、と言えばいいのですかね。