石巻から福島県相馬まで
2月1日(土)親戚の一周忌法要で石巻・相馬間を往復した。
叔父の三菱デリカに同乗させていただいたので、高い目線から海岸線の様子を見ることができた。
震災前にはほとんど見えなかった海が良く見える。
さえぎっていた建物、そして広大な松原が流失したためである。
この風景は石巻から相馬までずっと続いていた。
そして相馬以南になるとこれに原発被害が重なるのだから、その苦難は想像を絶するものであろう。
飲食店のメニューは原価率3割
昨年の確定申告の時に、担当者から職業欄には「年金受給者」と書くと教わった。
そんな私、消費税値上げ、年金減額は高齢者の死活問題という声がよく理解できる。
消費税の上がる4月からはもうボランティアどころではない。生活のためには稼がざるを得ないと考えており、物の値段にも頓着するようになった。
こんな説明があった。
「漁師から消費者へ届くまでに関わる人が多い分、漁師の取り分はきわめて少ない。・・・」
飲食店牡蠣メニュー300円の仕入れ原価100円→仲卸(卸値)100円→市場〇円→仲買〇円→漁協→漁師〇円という流れがあるので、漁師が漁協に販売する価格はわずか15~20円となる。
(立花貴著「心が喜ぶ生き方を見つけよう」大和書房、2012/04/25発行 P122)
利ざやとか搾取とかの言葉がよく浮かんでくる、昨今の私である。