教養とは?
 河北新報09/05(木)の記事です。
岩波書店 創業100年 時代を映す教養書出版
・・・「反知性主義」の風潮も指摘される時代。在日韓国・朝鮮人らを罵倒するデモ「ヘイトスピーチ」に触れた岡本は「非常識で大局観のない言論が目立つの社会が弱っているから。それに対抗する動きもあり、希望と結びつく言葉を私たちが発信することが大事だ。学問的に鍛え抜かれた普遍的な基盤で、論争ができるようにしたい」と力を込めた。( 岡本=岩波書店社長 岡本厚氏)
20年五輪開催地 明朝決定

 今日の河北新報では28ページの社会面で取り上げています。
トップ記事は「原発避難者 山形大幅減 7,8月16%1334人転出」です。さすが、東北を代表する地方紙、朝日新聞をやめてしまった理由もこの辺にあるのかもしれません。
さて、オリンピックの開催地、ここにきて、原発汚染水問題を抱えて、マドリードに猛追されているとのことですが、避難生活を余儀なくされている福島の皆さんはどんな思いで、これらのニュースを聞いているのでしょうか。
私は、世界のメディアの姿勢、福島原発の汚染水漏れに質問が集中する、というのは当然ととらえています。まあ、あの森永卓郎氏でさえ、東京決定を切望していらっしゃるのには、ちょっと驚かされましたが、お祭りメディアに振り回されず、大局観とか普遍的な基盤で考えていく努力はお互いにしていきたいものです。
ただし、教養という言葉に騙されないようにしながら。
伊奈かっぺい氏はこう言います。
「きょうようがあるということは、あすはようがないということ」
「今日 用がある。明日は用がない。」
余り気合を入れすぎると困った立場に立たされることもありますので、教養はほどほどに発揮した方がよいということでしょうか。この辺はいかにも日本的ですね。