ごめんなさい、ネタバレありの感想です。特にラストのことに言及しているので、この作品を読んでない方は読まないでください。この作品は、Amazon等で絶賛発売中なので、是非とも買って読んでから、このブログを読んでください。
本作は、古矢永塔子先生のデビュー作らしいですが、デビュー作ってのは嘘なんじゃないかって思うくらい上手く書けてます(なんか上から目線の書き方で申し訳ないです、、、)ていうか、デビュー作でこんなに書けるなんて嫉妬で狂いそうになるくらい羨ましいです。今でもデビュー作ってのは嘘だって僕個人的には思っています。嘘って言ってくださいってレベルです。くどくなるので、ここでやめますが、それくらい完成度は高い作品と個人的に思っています。是非読んで下さい!損しないです!
まぁ、言いたいことはたくさんありますが、全部書いてたらきりないし、ていうか僕の頭が悪すぎて、上手く言語化できないので、かなり割愛しますが、とにかくラストにしびれました。。。
そう、くらげだけにね!
(全然、うまくない、、、、)
最後は、蒼と凛が相思相愛になって、この先何年も何十年先も一緒にいようね!好きだよ!みたいな、もう書いているだけで勘弁してれってレベルの、陳腐な結末を予想していたのですが、見事に裏切られました。
確かに、2人は結ばれるんやけど、蒼は凛に好きって言えない。好きって認めてしまうと、数珠が外れて、もう凛に会うことが出来なくなる。だから、好きだけど好きって言えない。
紆余曲折あった2人やから、最後はハッピーエンドにしてあげたらいいのに、この結末ですよ。もう作者の性格が歪んでるとしか言えない最後ですね、笑 まぁ、、実際はそんなに後ろ向きな最後ではなくて、これから前向きに対処法を探していきましょうってことですけど。それで、クラゲの骨を探しているってタイトルになってるわけなんでね。
しばらくの沈黙の後、蒼さんは顔をそむけた。どんな顔をしているのか気になって仕方がないけれど、蒼さんの左手が、数珠を巻いた手首をきつく握っていて。手の甲から肘に向かって走るいくつかの筋を見ると、私の心臓までつかまれているように苦しかった。
もうちょっと本文を抜粋して書きたいけど、あまりに書いてしまうのもどうかと思うんで、もう書かないけど、ここの部分が本当にいい。うん。
全体を通しても本当に面白かった作品です。各章のタイトルってどうやってつけてるんかな、とかまだまだ気になることはたくさんあるのですが、また再読したときにでも考えたいなと思います。
キャラでは、善ちゃんが結構好きです。蒼と善ちゃんと兄貴の徳ちゃん。この関係性が特に好きで、スピンオフ作品を作って欲しいくらい、笑
この感想をここまで読んでくれている人いるんかな、、、
支離滅裂な内容で申し訳ないですが、少しでもこの作品が好きってことが伝わればいいなと本気で思っています。
もう午前3時前なんで社畜は寝ます。お疲れ様でした!