ラヴレター/岩井俊二
角川文庫



確か大学生のときに読んだ記憶がある。今回は、この作品のアンサー映画が来年にも出るということから、懐かしく思い再読した。
ストーリーは、亡くなった彼の自宅に手紙を送り、それを受け取った同姓同名の女性と文通が始まり、という話。読んだ当時の感想を残していないのでどう感じたか分からないけど、ストーリー展開をほとんど覚えていなかったことから、あんまり印象にも残ってなかったのかなぁと思う。で、今はどう感じたかというと、とてもとても感動した。よくもまぁ、こんなどこにでもある話を素敵に書けたなぁ、と。さすが岩井俊二!
具体的にどこが凄いって感じたかというと、、、よくわからない。ただ、すーっと物語りに入り込めて、ページ数を気にすることなく読み終えたけたことは凄い。他の作品って、途中であと何ページくらいで終わるのかなぁと思うことが多々あるけど、この作品にはなかった。無駄なことが一切書かれていないってことかな。もう少し読解力を高めないといけないな。
なにはともあれ、内容は凄くいい。ちょっと読書に自信がない人とか、時間がないけど、本を読みたいって人にはオススメです!