「牧野どうだった?」

 

「37度8分‥まだ熱下がって無い。」

 

「そうか、牧野の世話は30分おきに元看護師の使用人が見るから心配するな。」

 

「あきら、ありがとう。それでなんで牧野は今日ここに来たの?」

 

「牧野が俺に相談があるって言うから呼んだんだ。

お袋も居るからここの方が良いだろう?」

 

「あきらに相談って?」

 

「牧野‥お前の断れない縁談って奴を気にしてたぜ?」

 

「ふーん、そんな縁談は両親は知らないと言ってたよ。」

 

「類、お前自分の断れない縁談の話って言うのは誰から聞いたんだ?」

 

「今日、さっきここに来る前うちの父親から聞いた。

その話の元は蓮だろう?そんなウソを牧野の耳に入れたのは…。」

 

「そんな事まで知ってるのか?」

 

「あゝ。」

 

「牧野はお前の断れない縁談話を聞いて

藤崎ホールディングスを辞めるべきかと悩んでたぞ?

類の縁談が本当なら・・自分は邪魔じゃないかって。

そんな職場直ぐ辞めさせろ、

再就職先は俺の処でも良いじゃないか?」

 

「それは断るよ、牧野は花沢で働かせる。

両親もそれを望んでいるから。」

 

「おじさん達牧野を認めてくれたのか?」

 

「うん。驚いたけど牧野にSP付けてた。

だから、蓮の行動も知ってたんだ。」

 

「牧野にSPをか?」

 

「あゝ驚きだろう?交際は認めても結婚は反対するかと思ってたから

多分縁談の話は、藤崎の爺様当たりからの話だと思うんだ・・。

だけど、何故蓮が…牧野は仕事はしっかりしているし

藤崎ホールディングスでも評価は高い筈だ。」

 

「それって横恋慕って奴じゃないのか?蓮って確か静に結婚しようって告って

振られたんじゃなかったか?」

 

「…確かに静に一度告白したらしいけど

静は蓮を昔から嫌って居たから…即断ったらしい。」

 

「お前らは従兄同士だから、女の好みが一緒なんじゃないのか?

静と牧野に共通点は無いけど‥お前が関わった女は二人だけだからな?」

 

「蓮の場合は俺に負けるのが嫌なだけだよ。

ガキの頃から何でも競いたがる。静が俺の初恋だと知ってるから邪魔をしたかったんだろう?」

 

「困ったもんだな、類に断れない縁談話を持って来て

牧野を奪うつもりなのか?」

 

「さあ?でも両親は知らないと言うんだから

俺の断れない縁談って相手は誰だろうね?

誰を連れて来てもそんな縁談は破談にするから平気だけど、牧野を泣かすのだけは許せない。」

 

「気を付けろよ、蓮の奴腹黒みたいだから。」

 

「腹黒ね?一応俺の従兄なんだけどね。」

 

「あはは、でも牧野を虐める奴は許せないぜ?」

 

「確かにね。」

 

「類、今夜はここに泊まるだろう?」

 

「そうさせて貰う。」

 

「じゃ、お酒飲もうぜ。俺の服貸すから着替えろよ。」

 

「うん。」

 

 

 

 

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