西門流の案内状の書き仕事を終え、鰻料理をご馳走になってから
西門さんに車で表参道ヒルズに送って貰った。
類のプレゼントを探す為に・・・。
西門さんが忙しいのに一緒に来てくれると言うのを断って
プレゼントはやっぱり自分で探すと言ったら
笑顔で了解だと背中を押してくれた。
「どんなものでも、類は牧野が選んだなら喜ぶから安心しろ。」
「・・うん。」
「それじゃ、俺は帰るから。」
「うん、送ってくれてありがとう。」
車から降りたら、車が見えなくなるまで手を振って。
それから街を色々見て歩いて・・・。
流石にお洒落なお店が立ち並ぶ。
どれを見てもピンと来るものが見つからない。
諦めて帰ろうとして路地裏の
一軒のお店の前であるものが目に入った。
「あゝこれだ。」
類には・・・これをあげたい。
お店に入ってそれを購入してプレゼント用に包装して貰った。
満足して店を出ると、もう街は夕暮れになってた。
「あれ?牧野さんじゃない?」
「えっ?…藤崎専務・・。」
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