花沢家の白いベンツの後部座席に類と2人。

 

運転手はいつもの、野坂さんだった。

 

類はつくしの手を恋人繋ぎしてご満悦の様子。

 

つくしは、恥ずかしくて繋いでる手を振りほどこうとするが

 

類の力が強くて、それは無理だった。

 

つくしは類がお弁当を食べてくれたか心配で仕方ない。

 

「類・・お昼食べた?」

 

「‥うん、牧野のお弁当を残さず全部食べたよ?

 

俺、いい子でしょう?褒めて?」

 

そう言いって、つくしの膝に頭を乗せて

 

繋いでないもう一方の手で自分の頭を撫でろと催促する。

 

 

まるで猫の様な仕草も面倒だと思わないで可愛いと思うのは・・

愛しているからだろうか?

 

 

「ちょっと、野坂さんに見えるから駄目だよ。」

 

「野坂は後ろの俺達なんて見て無いよ?

運転してるんだから、よそ見したら事故っちゃうだろう?」

 

「だから、車の中でイチャイチャするのは駄目だってば!」

 

 

牧野様、私の心配は結構ですから・・。

類様のご希望に沿って頂けるとありがたいのですが。(野坂)

 

 

「そんな事より、本当にお残ししてないの?」

 

「証拠ならあるよ見る?」

 

「証拠?」

 

「うん食べてる動画をスマホで撮った。」

 

「誰が?」

 

「俺に決まってるじゃん。自撮り棒って言うの買ったんだ。」

 

「マジで?類が…自撮り棒を?」

 

「本当だって‥動画今見る?」

 

「いや後でゆっくり見せて。だって車の中でスマホの画面見てると眩暈しそうだもん。

・・・処でこの車は何処に向かってるの?花沢家ならもう到着してるよね?」

 

「夕食を食べようと思って

明日は用事無いよね?」

 

「えっ、まぁ・・無いのは無いけど。」

 

「明日の夜までにマンションに戻ればいいんでしょう?」

 

「でも、私着替えとか用意して無いし・・。

今日は類の顔見たら帰るつもりだったから・・。」

 

「それは大丈夫用意してる。」

 

「えっー。」

 

そうか、この人はそう言う人だった。

現に花沢家には類の隣の部屋のクローゼットには

私のスーツやワンピース、下着類や部屋着、バックや靴が沢山置いてある。

それも全て類が好きなブランド品だ。

 

「3連休1日くらいは恋人の俺の為に空けてくれていいよね?」

 

「・・うん。」

 

 

 

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