サラ先生に私の今の気持ちを全て話すのは・・
危険だとそう思った。
何故なら・・彼女は如月真一郎の仲間だ。
だとしたら・・私の気持ちや真実は知られない方がいい。
サラ先生は真一郎兄さんを好きなのかしら?
いえ、愛してるのかも知れない。だから私の事が気になるのね・・。
これってもしかしたら・・使えるかも知れない。
「サラ先生、今日は気分があまり優れないんです。
診察と治療は明日にして頂けませんか?」
「美桜、大丈夫なの?どんな風に気分が優れないのかしら?」
「サラ先生が私に真一郎兄さんを好きか?なんて聞くから吃驚しちゃって
なんか、そんな風に私達傍から見たらそう見えるのかな?って
それじゃ、真一郎兄さんにも悪いし・・。私が彼女だと思われたら
真一郎兄さんに彼女が出来なくなっちゃうでしょう?
もしも・・彼女が居たとしてもその彼女はいい気はしないでしょう?
サラ先生もそう思いませんか?
あの、もしもサラ先生が真一郎兄さんを好きなら・・
私応援しますよ?だって私サラ先生の事好きだから
二人が付き合ってくれると嬉しい。」
「えっ?」
「サラ先生、真一郎兄さんを好きでしょう?」
「何を言ってるの美桜ったら・・。」
一瞬戸惑った顔したけど、照れたように目を泳がせたサラを
美桜は見逃さなかった。
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