私は佐倉美桜ではない・・。

では、いったい誰なのだろう?

 

ここの院長如月真一郎は私の何なのか?

 

おばあ様は・・私を美桜だと信じてる?

それとも私が・・別人だと分かってて・・私を騙してるの?

 

誰が味方で誰が敵なの?

私は何故佐倉美桜としてここに居るんだろう?

 

息子と言う琉生は?

私を見ればきっと実のママと違うと分かる筈だ。

例え顔が似ていても・・・

違いが分かる筈。

 

理由が知りたい。

私には本当の私の人生がある筈だ。

私の親や友人達は私が居なくなった事で心配してる筈。

捜してくれてるだろうか?

 

此処にいる事・・・

捜し出してくれる?

 

兎に角今は‥記憶を取り戻すのが一番の近道。

サラ先生は私の記憶を本気で治してくれるのだろうか?

 

もしかしたら・・記憶を戻さないようにしているのかも知れない。

不安だ‥信じられない。

だって彼女は・・院長の真一郎が連れて来た人だ。

 

西沢さん・・

今信じられるのは彼だけだ。

 

今日足湯で会う約束をしている。

午後には会える。

 

 

「佐倉さん、今からサラ先生の診察があります。」

 

「・・・。」

 

「どうかしましたか?」

 

「いいえ‥何でも無いです。」

 

「それじゃ、行きましょうか?

車椅子用意しますね?」

 

「はい。」

 

看護師に連れられて地下のサラの診察室着くと

 

にこやかなサラに迎えられた。

 

「ハイ、美桜元気だったかしら?」

 

「ええ・・、元気です。」

 

「ありがとう、もうここでいいわ。終わったら連絡するから迎えに来て頂戴。」

 

「はい、ドクターサラ失礼します。」

 

「さあ、美桜中に入ってね?」

 

「はい。」

 

自分で車椅子を操作して診察室に入ると

ドクターサラはカップにお茶を入れて持って来た。

 

「今日も用意してるのよハーブティ。どうぞ、熱いから気を付けて飲んでね?」

 

カップを受け取ると美桜はそれを飲まずにサラに質問を投げかけた。

 

「サラ先生、私の記憶は本当に戻るのでしょうか?」

 

「戻るわよ?絶対に戻して見せるわ・・。」

 

「私は‥佐倉美桜ではないのでは・・ないでしょうか?」

 

「えっ、何か思い出したの?」

 

「私の顔ですけど・・・」

 

「顔?・・・顔がどうかした?」

 

サラ先生に‥言ったら私はまた記憶を・・・。

 

 

 


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