昔から腹八分目は医者いらずと言うが
つくしは自分の胃の許容範囲を随分超えた計算になる。
ホテルの特別コースは質も良いが
その量は1人分でも普段の食事量より多い・・
それが、類の分まで余計に食べたのだから・・・。
あまりの美味しさに、つくしの満腹中枢が破壊されていたのだろうか?
食いしんぼうのつくしといえども・・・
明かに食べ過ぎだ。
類は美味しそうに食べるつくしの姿が愛しくて愛しくて・・
止める処か、追加注文までしたのだ。
つくしは、目の前に出された美しく美味しい料理に夢中で
量の事等考えもしなかった。
所謂・・・つくしは食べ過ぎでお腹が痛くなり
胃まで痛み出し、トイレから1時間も出られないのである。
心配になった類はホテルのフロントに電話して
医者を頼んだ。
ホテル側も特別室の客が
ホテルで一押しのコース料理を食べてお腹が痛いと聞いて
まさか、食中毒かと心配になり救急車呼びましょうかと大騒ぎになった。
救急車は、つくしが嫌がるだろうと思い
近くの内科医に直ぐに来て貰う事になり
トイレの外からつくしに医者が来ることを告げる。
「うっ・・お医者さん・・呼んだのぉ?・・
んっ・・うっ・・」
「だって、つくし1時間も苦しんでるんだから仕方ないじゃない。
お医者さんに診て貰った方がいいよ。」
「分かった・・から・・お医者さん来たら・・教えて。
未だ、ここから・・出られる状態じゃないの・・。」
「お水とかいらない?」
「今は要らない・・うっ吐きそうだから・・。うっ・・。」
「つくしー!!」
「大丈夫だから・・あまり騒がな・・いでね・・。
げっーうっぷっーーーー。」
「つくしー!!」
「と・・にかく、‥類はお医者様が来るまであっちで待機して・・
トイレには近づかないでぇーーーーーっ。
うっ・・ぐえっ・・・うっ、ごぼっ・・・。」
「そんな事言ったってーーーー。つくしーーーー。」
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