注文を終えて、つくしは自分のカバンの中をゴソゴソと・・

そして、買ったお守りをテーブルに置くと

再びゴソゴソとカバンの中を覗き込む。

 

「確か持って来たと思ったけど・・何処に入れたんだっけ?」

 

「つくし何探してるの?」

 

「んっ?あのね、待ってる間にこれ書いちゃおうと思って。

願い事♪だからね‥ボールペンを・・・。」

 

「決まったの、何をお願いするか?」

 

「うん・・毎度同じだけど。」

 

「これ使えば?」

 

スイス製の高級ボールペンを差し出す類に

 

「わあ―助かる。ありがとう。」

 

 

つくしは類からボールペンを受け取り

書こうとした時に丁度頼んだものが来た。

 

「お待たせしました、ジンジャーエールのお客様は?」

 

「それは俺、後は彼女に。」

 

類の前にジンジャーエールを置き

「はい。ではこちらが升パフェです。

白玉お汁粉は直ぐお持ちしますので。」

 

「わあ~おいしそう。」

 

子供のように目を輝かせ嬉しそうに

 

「いただきます♪」

 

大口を開けてスプーンを口に運ぶ度にニンマリ嬉しい顔をする

つくしを類も楽しそうに見ていた。

 

升パフェは抹茶アイスに白玉、抹茶マスカルポーネ、甘納豆に柚子ソース

が入っていた。

 

その次に運ばれてきた白玉お汁粉もほうじ茶も完食した。

 

つくしは

 

「あーお腹いっぱい~おいしかった。」

 

如何やらご満悦のようだ。

 

 

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