京都 晴庵本店

 

「この記事は・・・直ぐに東京に行く用意してくれ。」

 

「会長、でも本日は新店舗のオープンが・・。」

 

「古賀、悪いがそれは専務に任せる。能代を呼んでくれないか?」

 

「はい直ぐに。」

 

「会長お呼びでしょうか?」

 

「能代、これを読んでくれ。」

 

「はあ・・これは・・つくしお嬢ちゃまが誘拐?」

 

「あゝ恐れていた事が起きてしまったようだ、今までつくしに逢わなかったのは
こういう事を恐れてだったのに・・・。
どうやら、つくしは無事に戻って来たようだが・・・
つくしに怪我が無いか・・
晴男は何も知らせて来ない・・つくしが心配だ・・。」

 

「東京に直ぐに行かれるのですね?私もお供致します。」

 

「能代悪いな?」

 

「古賀、私の分もチケットを頼む。それとホテルの手配も頼んだぞ。
一応3日抑えて置いてくれ。」

 

「はい、直ぐにご用意致します。」

 

古賀と言うのは牧野晴一の秘書で、能代は昔から晴一の片腕であり
今は副社長の役職に付いている。

 

牧野晴一が東京駅に着き、牧野がある目黒川に着いた時には
店の前にはマスコミが取り囲んで、店は閉まっていた。

 

「会長、私が晴男様にお電話して、つくし様の事をお聞きしましょう?」

 

「能代・・悪いな?」

 

処が自宅にも店にも電話を掛けるが全て電話が繋がらない。
マスコミの電話に困り、電話線を切っているのだろう。

 

「掛かりませんね・・これでは連絡が取れません。
会長一先ず、ホテルに行きましょう。晴男さんにはどうにかして連絡を取れるように
しますので・・・。」

 

「つくしは、家にいるのだろうか?」

 

「いえ、もしかしたらお友達や他の場所に隠れているかも知れませんね?」

 

「早くつくしに・・つくしに逢いたい。」

 

「ええ、出来るだけ早く逢えるように致しますので・・。」

 

「それにしても、阿倍野の娘やってくれるじゃないか?私の孫のつくしを・・・。
能代、国民党の党首は田中栄だったな?」

 

「ええ・・。」

 

「直ぐに今からアポイントを取れ。田中に逢う。」

 

「分かりました、直ぐに連絡します。」

 

 

 


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