司は西田に調べさせて日曜に診察が受けられる
病院を探し出させて、直ぐにその病院に滋を連れて行った。
つくしにあれ程言われた事が、司には我慢ならなかったのだ。

 

あの女、俺に文句を言いやがって・・ふん絶対に後から後悔させてやる。
俺に出来ない事など何もないんだからな?
まずは滋の病気を直ぐに治療させて直ぐに治してあの女を
驚かしてやる・・・。

 

滋は司に連れて行かれた専門医に
甘いもの中毒についての説明を詳しく受けた、そして滋の問診があった。
1日どれくらいの量の甘いものを食べるのか?その量は普通の10倍以上の摂取量で
異常な値だと言われたのである。

 

そしてその結果、やはり滋は砂糖中毒に陥ってる事を指摘された。
3日ほど徹底的に甘いものは食べないように指導される。
炭酸飲料などもかなりの砂糖を使っているので
飲まないように、そして甘いものが欲しいと思うのは血糖値を上昇させて
手っ取り早く、沈みがちの気分や苛々や寂しさを埋める為でもあるらしい。
甘いものが欲しい時は、大体喉が渇いてる時が多いので
その時は水、もしくは甘味料無しのお茶を飲むように指導された。

 

「司、病院に付いて来てくれてありがとう。」

 

「滋、お前の邸に俺の監視の者を置く。お前が医師の説明通りに
甘いものを止められるかどうか見極める為にだ、分かってるだろうな?」

 

「大丈夫よ、うちにも使用人はいるもの。」

 

「駄目だ、そんな奴信用できない。今まで一緒にいてお前の暴走を止められなかったんだろうが?
お前自分が重症患者だと分かっていないのか?
お前の食べてた量はスポーツ選手や相撲取りでも食べない量だぞ?
今までのような甘い考えでは絶対に治らないぞ?
滋、お前は立派な砂糖中毒患者だ。治さないでいると
これからどんなに恐ろしい病気になるかも説明を受けただろう?
それにお前の両親もお前には甘すぎる。一人娘で我儘に育って来たから仕方ないとは思うが。」

 

「でも・・。」

 

「お前絶対に甘いもの食べないって誓えるのか?お前の邸に栄養士を置き
今後の栄養管理をさせる、そして身辺にお前の行動を監視する人間を置く。
俺だってこんな事はしたくはない。だが・・お前が病気を治さないなら・・。
婚約は解消だ!それでいいのなら別に俺は全然構わないが?」

 

「そんな・・。絶対に嫌よ。司と結婚できないなんて嫌。」

 

「じゃあ、仕方ないじゃないか?俺の言う通りにするしかない。」

 

「分かったわ。司の言う通りにするから・・。婚約解消はしないで。」

 

「あゝお前の病気が完全に治ったら考える。」

 

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