この本を読みました。
すごくわかりやすくてスイスイ読めました。
が、私はなーんにもわかってなかったと愕然。
イギリスにいると日本にいるよりも中東のニュースが入ってきますし、ムスリムも周りにたくさんいるから日本にいた時よりも身近なものとして捉えられる感じがしました。
夏前に家の近所でデモがあった時、私は何のデモかもわからず、
「えー道がふさがれて通れない。回り道しなきゃ」
くらいのすっとぼけた感想しか持ちませんでした。
でも翌日、娘のナーサリーにてヒジャブを被った先生が
「明日は私も参加するつもり」
と言っていたのを聞いてハッとした記憶があります。
え、この温度差何??と。
あれはイスラエルに対するムスリムの人たちの抗議デモでした。
そんなこともわからない&調べようともしなかったバカな私。
これまで日本のニュースを聞き流していて
ハマス=テロ集団=悪
といったイメージをなんとなく勝手に持ってましたが、そんな単純に片付けていいものじゃあなかった。
せっかく今ヨーロッパに住んでいてこういった話題が身近なのだから、もっと知らなきゃと思いました。
周りにムスリムの人たちはたくさんいるし、もちろんイスラエル人の知り合いもいる。
そもそもイスラエルとパレスチナだけの問題じゃなくて遡れば私が住むイギリスにも責任の一端、いやそれ以上の責任はあるし、果ては日本のかつての植民地政策にもつながってる。
この本は主にパレスチナの人の側に立って書かれてましたが、逆側の主張も知りたいです。
こんなに理不尽でひどいことがあっていいものか、という気持ちです。
知ったからとて、今すぐ何かできるわけじゃないけど、とりあえず知ることは大事と思います。