まだ続きます
排泄の話なので不快な方はどうぞ閉じてください。
母の排泄問題はQOLの上でも大きな問題でした。
後にわかるのですが、母の大腸にも腫瘍があり、そもそも大が通過しにくかったのです。そのうえ、便意を感じる部分に腫瘍の塊があったため母は例の「あ、もう出るっ」という感覚が常にあったのです。これには亡くなる直前まで苦しめられました。
母はオムツの匂いに非常に過敏になりました。私にも度々「オムツの匂いしてない?臭くないかな?」と聞いてきます。実際ほとんど匂いはなかったのですけど。夜中も1時間と開けずに起こされました。1滴でも出たら替えてほしいのです。それを看護師に言うのは悪い、でも気になると気にし過ぎて言葉数が減りました。オムツ交換は排せつ物の量と内容を看護師が確認して記録を取ることになっているため私が勝手に替えることもできません。実際この頃はまだ私はオムツの仕組みもしりません。母が気にしている事を担当看護師(←めちゃくちゃ良い人)に言うと、次のオムツ交換のとき「〇〇さーん?少しでも出たらすぐナースコールで教えて。すぐ確認したいから」と言ってくれ、実際にすぐに駆け付けて交換してくれたのです。身内としては申し訳ないような少量なのですが・・・母は少し気が楽になったようです。感謝感謝。
大は一度下剤を使用したところ、効果があり過ぎて下してしまい、交換の時に寝具の一部を汚してしまったのです。これには母は大ショック。仕事を終えて私が病室に入るや否や泣きそうな声で「部屋が臭いでしょ?自分でシモのこともできない。こんななら今すぐに死にたいよ」と言うのです。初めて「死にたい」と口にしました。訳がわからず何があったのかスタッフの方に聞いて事情がわかりましたが「病気なんだから」としか慰める言葉がみつかりませんでした。その後は看護師による摘便になります。これは肛門から便を掬い取ることだそうで、私もそれまで知りませんでした。母が気にするので作業中は病室をでていました。
前述ですが、腫瘍のせいでずっと今にも出そうな便意があり、摘便をせがむようになりました。最初は2日に1回が毎日、半日、数時間ごととドンドン感覚が短くなるのです。
それでも看護師に申し訳ない気持ちがある母は、私がいる時間は私から頼んでくれというちゃっかりさんでした。