ひとやすみ(-。-)y-゚゚゚

進退谷まる
昔の人はずいぶん早く、恐らく中学生の頃教室でこの言葉に出会った。出典はもちろん詩経・大雅・桑柔篇だから漢文の時間だったろう。敵に攻められ谷を見下ろす崖っぷちまで追いつめられれば、進むことも退くこともできず途方にくれる。なるほど、谷を「きわまる」と読むのはそういうことなんだと実感した。やがてこの言葉はしゃれになる。麻雀などで、谷という名前のヤツが手詰まりになってもたもたしたりすると、「おいどうした、進退タニまったか」。ここでヤツがぽかーんとしようものなら、アイツは無知だといってバカにするのである。似たような例では、「キミコ、危うきに近寄らず」というのもあった。もちろんこの言葉ももとは漢文の「君子(くんし)はあやうきに近寄らず」だ。恐るべし、昔の人の教養。いまはこの手のしゃれは聞けなくなった。
※写真は内容には関係ありません。