そこの奥さんっ
肥薩線山線の駅巡りも
いよいよ
ラストですわよ
肥薩線
大畑駅
（おこば駅）
特徴はと言いますと・・
・日本で唯一、ループ線の中に
スイッチバックがある秘境駅
・開業当時に走っていた蒸気機関車のために
設けられた信号所、給水所としての役割が
大きかった駅である
・駅周辺は人家がなく
集落に出るには徒歩１時間かかる
・自分の名刺を貼ると出世するという話から
駅舎には大量の名刺が貼られている
・駅の横には旧保線区詰め所を改装した
レストランがある（現在休業中）
・夏目友人帳にこの駅は登場することもあり
聖地巡りのひとつとなっている
・桜の名所でもある
駅まで続く道は
狭く秘境感マシマシです
離合、できないな・・
以下、文中では
人吉鉄道ミュージアム
「MOZOKAステーション８６８」
での大畑駅の説明から一部抜粋しております
大畑駅は明治４２年（１９０９年）
１２月２６日開業
肥薩線（当時は鹿児島本線と呼称）の開通が
明治４２年１１月２１日
開通の約１ヶ月後に
駅を開業したことになります
これは開業当時は大畑駅で
旅客貨物の取り扱いを
していなかったためです
現存する駅舎は
これまで大きな改変を
うけておらず
開業当時の姿を残しています
格子窓のある駅って
今まで見たことあったかなぁ❓
駅舎の中に入ってみます
なんじゃあこりゃあ
（ジーパン刑事の口調で読んでください）
どっちを向いても宇宙名刺
（キャプテンフューチャーの曲調で読んでください）
定期的に名刺を
整理されているんでしょうね
ワタシがインターネットで
見た画像では
凄まじいほどに
壁中に隙間なく
名刺が貼られていました
駅舎の半分が
事務室と休憩室
半分が待合室
待合室は棹縁天井で
中央に正方形の換気口
やや腰高の白いしっくいと黒ずんだ
下見板張を併用した壁で
レトロさ満点
窓口は２つで
出札窓口（切符売り場）と
手荷物窓口
名刺ですが・・
もちろん
ワタシも貼りましたよ
「自分史上最高の自分に変身」って
クロミちゃんのフレーズです
この名刺を見つけたら
幸せが訪れるかも・・しれません
ホームにでてみます
島式ホームで１面２線
ここは草がきちんと刈り取られていて
いつ列車がきても
おかしくないような
雰囲気でしたが
レールに赤錆がありました
４年間列車が来ないと
こんな風になってしまうのね・・
ここものどかな場所にあるなあ～
機関士や乗客は
トンネルの連続で
煤で顔や手が汚れるため
駅のホームにある湧水の洗顔場で
洗っていたそうです
今は朝顔形の噴水がありました
駅の近くに
宮地嶽神社の鳥居があったけれど
鳥居の先がすごく急坂だったので
登りませんでした
ホームから駅舎を
眺めてみました
人吉・球磨地方独特の郷土玩具
「きじ馬」がありますね
このきじ馬、見かけるのは
小さな物ばかりのように思いますが
本来は男児が引いたり
斜面で乗ったりする
大きな玩具だったそうです
駅舎について
再度説明しますと
標高２９４ｍの大野山の中腹に
南向きに建ち
構造は瓦葺き切妻屋根の木造平屋建て
梁間四間（約７．２７ｍ）
桁行七間半（約１３．６３ｍ）
他の肥薩線の木造駅舎と同様に
事務室からタブレット室が
ホーム側に突き出ています
左側の「下屋」
（母屋の屋根より一段下げた位置に
取り付けた片流れの屋根）
太い柱など
肥薩線の木造駅舎群に
共通する様式を見ることができます
確かに・・矢岳駅、真幸駅も
同様の作りでしたね～
休憩中の機関士Rさん
あ〜だれかお団子、差し入れしてくれないかな〜🍡
ホームで
二重跳び100回したかったけど
夏目友人帳ブームなのか
結構、駅に人がきたため
諦めました〜
駅のすぐ近くにある
人吉駅で１００年活躍した
跨線橋の解体部材が使われている
「跨線橋モニュメント」
１９６２年（昭和３７年）当時の
皇太子ご夫妻（明仁様・美智子様）が
人吉球磨を巡幸された際にも
渡られたそうです
手前は石造りの給水塔跡で
奥は旧保線区詰め所を改装した
フレンチレストラン（現在休業中）
NHKアーカイブスに
２００９年ごろの
大畑駅の姿がありました
列車がスイッチバックして
ループ線を登っていってますね🚃
放送時間も３：３７しかないので
興味ある方は見てください
そしてデゴイチちゃんが
スイッチバックして
大ループ線を登っている貴重な映像
YouTubeで見つけました
ジョジョ的に言うならば
ディ・モールト(非常に) 良いぞッ！
この時代に蒸気機関車に乗って
矢岳越えしてみたかったぞぉ～
印象に残る駅でしたね
肥薩線山線の駅巡りは
これで終了です
帰りに人吉市の
「ラッキーブランチ」さんにて
ソフトクリームを
食べて帰りました🍦
マカロンが大畑駅で見た
🟢新緑の木々の色🟢を
してたよ
🟢おしまい🟢