皆さまこんばんは!Sです。
今日も来ていただきありがとうございます!

突然ですが、
『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』
NHKで前にやっていた特別ドラマ。
草彅剛さんが主人公を演じられていました。
それを録画していながらずっと見ずに忘れていたのですが、なぜか昨夜急に思い出して見ました。

主人公の家族は皆耳が聞こえなくて、主人公は唯一耳が聞こえる人。
その事で幼少期に辛い経験をしていた。

話が進むにつれて主人公は悪くないのに…と思う反面、自分と置き換えて考えました。

そう、当の本人は悪くないとは思わないんです。
自分が悪かったと思うんですよね。
例え他の人から悪くないよ。仕方ないよ。と言われたとしても。
それが当たり前として育てられてきてるし、疑問に思う事もなかったのだろうなと思います。

兄弟姉妹の中でも聞き分けが良い子の方が我慢を強いられる。
どうしても親も言って聞かない子に言い続けるより、我慢できる子に我慢をさせてしまう方に無意識に持っていってしまうのでしょう。
私も、それが当たり前と思っていたし、疑問にも思わなかったし、ましてや我慢をさせられてるなんて思っていなかったです。
もちろん母親を困らせたいとも思わないし、母親には笑顔でいて欲しい!
そう思う子どもはやはり多いんじゃないかなとも思います。
この世に生を受ける時、私達は母親を選んできてると言いますしね。

そう思うから素直に受け止めて、いつしか自分さえ我慢すれば、自分さえ仕方ないと飲み込めばって思うようになってたんだと思います。
ごく自然と。無意識にそういう思考になっていってたのだと思います。
親を困らせないいい子になってた。ううん、なっちゃってた。

もちろん困らせてはいたと思いますし、今も困らせているとは思いますが。
多分、もっと困らせても本当は良かったのに、それはしちゃいけない、出来ない、やるべきじゃないって決めつけてきちゃってたんですよね。

あなたの気持ちも大切にされるべき。
本当はね!
Aは言う事聞かないからって、言う事聞いてくれる方にいつも甘えてちゃいけなかったんだよ、お母さん。
Aが言う事きかなくても、それはおかしい、あなたは悪くない、悲しかったねって一回はその子の気持ちに寄り添ってあげてある程度落ち着いたら、その上でまた同じ事が起こるかもしれないけどどうしようか?と対策を一緒に考えあげて欲しかったんだよ。
すぐにSも〇〇しなかったんでしょ!?と防衛策の正論を突きつけるのではなく。
その悲しかった気持ちを受け取めてくれる一言があったら、自分の要求を言っていいんだって思える子になったのかもしれない。

って、わからないですが。
私もその時、母からその言葉を言われて確かに自分が悪かったなと思いました。
なんで私が怒られるの?Aが悪いのに!なんて1ミリたりとも思いませんでした。

でもそういう出来事の積み重ねで、どうせ言ったところでわかってもらえない。という思いがいつしか私の中に根付いていて、もうわかってもらおうとも思わなくなってて、自分の欲求を出す事はほぼ0に等しくなり、出し方もわからなくなり、人間としての最低限の事だけとなっていた様に思います。

その事に今の今まで気づかなかったんです。
そのくらい私にとってはAがしてしまう事は悪くなくて、気をつけなかった私が悪い!が当たり前の事でした。

皆さん、うちの母親を酷い人だと思いますか?
私は仕方ないと思ってます。
母のこと恨んだ事も、愛情をもらえなかったという事も思った事がありません。
父の事も同様です。
それだけAは手がかかる障害を持ってるから。

私が年長の時の七夕のお願い事は
Aが上手にお話できるようになりますように
だったそうです。

そう、うちの家庭内は当たり前の様にAを中心に回っていました。
いつもAが優先されてきました。
それが障害という名前をつけられたきょうだいがいる私の宿命だと思い、なんの疑問もなく生きてきていました。

その私が持っている培ってきた色んな感情は親にもわからないし、理解できないと思います。
もちろん私は障害がある子をもったことがないから、親の気持ちはある程度推測出来てもわからないです。

仕方がない。
そう思ってしまうのは仕方ないのかなと思います。
でも、仕方ないと思っていた事にすら目を向けていなかった事は仕方なくないなと思いました。

親の育て方が悪かったのでしょうか?
私は親は悪くないと思います。
大変なAを抱えながらも私に沢山の愛情をかけてくれました。
その事はちゃんと伝わってます。

むしろ私はAがきょうだいでいてくれた事で、良かったと思う事が沢山あります。
例えば、周りの人をレッテルを貼って見たり、差別したりはしない方だと思います。
それは仕事でも活かせる事でした。
みんなそれぞれ。個性があるのが当たり前。
誰は普通で、誰はおかしいとかはない!と思ってます。
私はAの事大好きです!
私がAの事大好きと思えるのは、それだけ親が私の事を大切に育ててくれたからだと思います!

でも、私が問題だったのは、その仕方がないと諦めて我慢してきていた自分に自分が気づいてあげなかった事です。

大人になってから親に何度か謝られました。
我慢強く育てちゃって…我慢させることが多すぎたよね、ごめんね。
とか
自分の事よりAの事、そう思うようにさせてきちゃったんだね、ごめんね。
とか
それを言われても私の中ではそんな事ないよ!って照れて終わりにしちゃってました。
本当は向き合ってあげるべきだった。
頑張ってきた自分に。
障害という名前がついたきょうだいがいるというだけで本当は苦労が多かった事に。
自分が気づいてあげられなかった。
当たり前でしょ?って自分に言い聞かせてたんだと思います、知らず知らずのうちに。

それは当たり前じゃないよ。
偉かったねって言ってあげられなかった。

それが問題でした。

その事に今更気づきました。
遅かった、あまりにも…
自分、ごめんね。。。

その事に気付いたのは、ツインレイの彼が昔話してくれた幼少期の話をふと思い出したから。
彼のきょうだいが手のかかるタイプだったようで。
彼は恐らく私と同じ様に良い子ポジションだったのだと話を聞きながら思った事を思い出しました。

そこでふと思ったんです。
私が彼に最近イライラしているのは
煮えきらない態度でも、逃げ腰なところでも、連絡をくれない事でも、なかなか離婚しない事でもなく

彼が自分が幸せになる事を最初から諦めてるから

なんだって思ったんです。
彼にも幸せになる権利はあるのに…
なんで何もしないうちから諦めてるの?
仕方がない、しょうがない、自分は幸せになんてなれない
そういうオーラをまとっている感じがして、その事にイラついてたんだな、きっと。って思ったんです。

私は最近インナーチャイルドと向き合っているのでだいぶ良くなったと自負してますが!
私も以前は同じだったので。
我が子も自分に似た子の方がより衝突しやすいって言いますもんね。
だからイライラするのかなと…
そういう自分がいた事に気づき始めたら、そういうふうに見える彼に無意識に苛立ちを覚えていたんだなと気づき。

気付いたからと言って癒やされるわけでもなく、彼がそのオーラをまとい続ける限り私はイライラし続けるんだと思います。
早く気づいてほしい…身がもたない…

怒りって一番パワー使いますよね💦

にしても、ツインレイのサイレント期間の炙り出しは本当にすごいですね。。。
意味のない事なんてないんですね。