裏磐梯の宿に泊まり、次の日の朝。

どうしてもやらなければならないことがある。

それは日本硫黄沼尻鉄道の沼尻駅跡を探訪することである。

昨日、猪苗代町の緑の村で日本硫黄沼尻鉄道の機関車と客車に対面。いたく感動する。

これまで何度なく、近くを通りながら立ち寄らなかった沼尻駅跡にどうしても行きたい。母娘が寝ている脇を忍び足で抜け、車に乗り込む。

土湯峠を通る国道115号に向け出発。途中、名家地区にあったセブンイレブンがないことに軽い衝撃を受ける。会津観光の帰りに必ず寄っていたが…。やがて中ノ沢温泉で分岐し、程なく目的地に着く。

会津バス「沼尻」バス停の脇に標識が!
昔を偲ぶ貴重な手がかり。はて、手前の木地小屋でも同じような標識があったが…。そして、
ご丁寧に「沼尻駅」の看板が!
本日は曇天のため、逆光は免れる。
それにしてもよく残っていたかと感心する。
昨日の旧翁島駅といい、軽便鉄道といい、地元の方々の想いを感じる。
宿に戻る際に木地小屋地区で見かけた標識を探すも見つからず、先の須川野で見かける。さらにセブンのあった名家にもあり、宿に着いて調べると廃線跡が国道115線沿いだったことを知る。
それを知り、次の来訪の機会は駅跡の標識巡りをせねばと思う。
さて、その後は鉄子の希望で宿近くの美術館を見学。会津若松の肉屋で馬肉を購入し帰路に着く。