こんにちは
愛され四柱推命鑑定師の
花美谷優実です
今回から数回にわたり、
私が四柱推命の鑑定師になるまでを
書いてみたいと思います。
どうぞ、お付き合い願います🥺
まず第一回目は
私が生まれて初めて
手相占いの鑑定を受けた時のことを
書きたいと思います
今から30年以上前
当時、東京の某所に
”○○の母”と言われる
とても有名な手相占い師の方が
いらっしゃいました。
その占い師さんのことは
よく当たるんだってとか
近所のお姉さんが
占ってもらったんだってとか
私が生まれ育った東京の下町でも
ちょっとしたことが噂になるほど
有名だったんです。
私もいつかは占ってもらいたいなあー
でも、そんな有名な方に
占ってもらうなんて・・・
無理無理
遠い、遠い世界の話だと思っていました。
ところが
突然、高校時代の友人から
「○○の母に占ってもらいに行きたいんだけど、
一人は嫌だから、一緒に付き合ってくれる」
と、お誘いがあったのです。
物心ついたころから
占いが大好きな私は
「もちろん、行く、行く」
ということで
二人でいそいそと出かけていきました。
当日、その場所に到着すると
すでに何十人もの人が列を作り
占いの開始時間を待っていました。
2~3時間待って
鑑定は5分という
まるで
大学病院の診察のような
鑑定だったのですが
とくかく
この方に鑑定してもらいたい
という人がたくさんいたんです。
そして、いくつかのルールがありました。
場所は
某百貨店の隣の銀行の軒下ということで
周りに迷惑をかけないように
静かに整列して待つこと
そして占い師さんは
鑑定に来てくれた人が
何を聞きたいかが瞬時にわかるので
こちらからは
絶対に質問してはいけない
ということでした。
なので
友達とひそひそ声でおしゃべりをして
お行儀よく待つこと
2時間強(だったと思います)
やっと、やっと
私の順番がきました。
何を言われるのかなー(^^♪
ワクワク、ドキドキ
緊張しながら
占いのブースに入りました。
布で仕切られていたような
記憶があります。
そして、私の顔を見た瞬間
母「あなた、もうすぐ結婚しますね」
(ここからは○○の母を”母”と書きます)
その日は確か
4月くらいだったと思うのですが
私は
その年の6月に入籍、9月に結婚式
翌年2月に新婚旅行という
人生の一大イベントを控えていました。
私「はい、そうです」と笑顔で答える
母「お二人の生年月日を教えて頂戴」
私「相手が○○○○、私が○○〇〇」
と答えたところ
母「年周りが最悪だわ。
すぐに結婚はやめなさい
もし、どうしても結婚したいなら
〇年と〇年に一人づつ子供を産みなさい。
そうじゃないと、あなたは
40歳までに後家さんになるわよ」
(後家さん:夫に死別し再婚しないで暮らしている女性のこと)
私「えっ、えっ、それどういう意味ですか」
と聞く私に
母はさっきと同じことをもう一度言い
あっという間に
鑑定は終わったのでした・・・
どんなに楽しいことや
希望に満ちたことを
言ってくれるのかなー
という
私の期待は無残にも崩れ落ち
どうしたらいいの?
結婚止めなきゃダメなの?
私は40歳までに後家さんになるの?
こんなの絶対に信じない。
不安と恐怖と悲しみが溢れてきて
すごく怒っていたような
頭が混乱していた記憶があります。
友人も不本意なことを
言われたと言って
二人で近くの喫茶店に入り
(当時”カフェ”なんていう言葉はありませんでした)
文句やら、愚痴やら
とにかく
お互いに言いたいことを言いまくっていた
記憶があります
そして
私が友人にお願いしたことは
「このままでは帰れないから、お願いだ。
”○○の父”にこれから一緒に行ってほしい」
でした。
”○○の父”とは
”○○の母”に少し遅れて出現した
手相占い師で
当時はこの方も人気があったのです。
既に日も暮れかかっていたので
嫌がる友人をなんとか説得し
地下鉄に乗って
”○○の父”をめがけてまっしぐら
到着した時にはすでに夜
店じまいを始めていましたが
どうしてもと頼み込んで
鑑定をしてもらいました。
(ここからは○○の父を”父”と書きます)
この父なら
私の望む答えを言ってくれる
明るい未来を教えてくれる
さっきの
”後家さん”なんていう言葉を消してくれる
その期待を一身に
祈るような気持ちで
父の前に両手を差し出しました
そして、開口一番
父「あなた、まだ結婚してないよね?
するとしたら、35歳過ぎから50歳くらいかな」
と言ったのです。
えっ、嘘でしょ?
なにそれ???
あっけに取られていた私に
父「独身の相が強く出てるんだよね。
だからもし早く結婚するなら
35歳くらいで後家さん
逆のパターンなら相当な晩婚」と言ったのです。
(当時の結婚適齢期は22~23歳でした)
”○○の父”曰く
私は”独り身で過ごす時間が長い人”
ということでした。
この言葉に呆然とする私・・・
それまで
結婚は私にとって人生の最高の幸せ
結婚後は幸せしかないと信じていた私
(当時は若かったし、子供でした・・・)
奈落の底につき落とされ
一気に暗雲が何重にも
覆いかぶさってきて
絶望というか
私の未来は不幸しかない
言葉では言い現わせないほどのショックで
気分は一気に
暗ーく、暗ーくなりました。
二人の鑑定師から一日のうちに
「後家さん」と言われるなんて・・・
これは
受け入れるしかないなーと
そして
主人のことは大好きだった私は
立ち直るのが異常に早かった。
なんで、あんなに早く立ち直れたのか
今でも理解できませんが・・・
翌日には
占いの一部始終を母に報告し
そのすぐ後には
別れるなんて絶対に嫌
考えられない
私はこの人(主人)と結婚する
たとえ40歳で後家さんだとしても
今(当時)24歳だから
40歳-24歳
=16年間幸せなら
それでいい。
16年間
めいっぱい幸せになってやる。
短くても最高の幸せになってやる!
はっきりとこう宣言し
気持ちを切り替えて
また、結婚に向かって
進み始めたのでした。
おそらく
結婚自体にも憧れていたし
”結婚”が
したかったんでしょうねー。
本当に若かった・・・
ところがこの後に
信じられないような
衝撃的な事件が起こるのでした。
②に続きます